ホワイトバンド収益金による助成事業の報告会開催 [2007.10.16]

「(特活)ほっとけない世界のまずしさ」は、市民社会のアドボカシー活動に対して助成するため、2006年度に実施した「アドボカシー・スタートアップ・イニシアティブ(ASI)」事業の報告会を開催した。
このASIは、04年に発足した世界的なキャンペーン、「貧困をなくすグローバル・コール(Global Call to Action against Poverty:GCAP)」が採択した、人権の擁護やジェンダー平等などの政策課題に即して、ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)に示される8つの目標、18のターゲット、48の指標のいずれかの達成の実現を促すことをめざすアドボカシー活動への助成事業。各国政府や国際機関への提言活動が対象となっている。
結果的に日本の6団体の提案に対して、この事業は2004年の初秋から世界中で広まり、日本でも一般に販売されて大きな注目を集めたホワイトバンドの大規模なキャンペーンの収益金から助成されている。第1期からの継続案件3件と第2期の3件の計6案件に対する助成金額は、総額1,477万5,000円。
当日は、白書や各種報告書の作成、シンポジウムの開催、調査の実施など、それぞれの団体が助成金によって実施した活動について報告を行った後、パネルディスカッションや質疑応答が行われた。
(「国際開発ジャーナル」10月号P64に詳細記事)

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パネルディスカッションでフロアからの質問に答える報告者