日本貿易振興機構 (ジェトロ)アジア経済研究所
イデアス開発問題セミナー「国際教育協力を考える」
教育は基本的人権の根幹を成すものであるとともに、社会経済開発・貧困削減・民主化・伝統文化の継承・異文化理解等の基礎として重要な役割を果たす開発セクターである。このような認識の下、発展途上国における教育開発は、植民地支配からの独立後の1960年代から、途上国政府のみならず、国際社会の責務の一つとして認識され、様々な国際協力が行われてきた。特に、1990年に世界銀行・ユネスコ・ユニセフ・国連開発計画が共催した「万人のための教育世界会議」は発展途上国の基礎教育開発(Education for All)に国際社会が取り組む必要性を再認識させ、2000年には世界教育フォーラムによって採択されたダカール行動枠組みや、国連ミレニアム開発目標に、初等教育の普遍化と教育における男女間格差の是正がもりこまれたことから、教育分野での国際協力の重要性に対する認識が益々高まっている。第1部では、今年開催されるTICAD4等での教育協力の政策的展開を紹介、また現場のプロジェクト事例を紹介しながら、実際にどのように取り組まれ、またどんな課題があるのかを考える。第2部ではアジア経済研究所開発スクール(IDEAS)プログラム等について紹介したい。
日 時: 2008年3月24日(月) 18時30分~20時50分(18時00分開場)
会 場: 国際協力機構 国際協力総合研修所 400号研修室
新宿区市谷本村町10-5
(JR中央線・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営新宿線市ヶ谷駅より徒歩10分)
プログラム(テーマ及び講師):
<第1部>
セミナー「国際教育協力を考える」※第1部、第2部どちらかのみのご参加も可能です。
18:30~18:30 セミナー概要・講師紹介
巻島 稔(日本貿易振興機構アジア経済研究所国際交流・研修室長)
18:35~19:15 国際教育開発の潮流
(発展途上国における教育開発に対する国際協力の暦史を概観し、あわせて今年2008年に開催されるTICAD4やG8サミットの中での教育協力の政策的展開を紹介する。
黒田 一雄 (早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授/イデアス第2期生)
19:15~19:55 国際教育協力の現場から―基礎教育を中心に(JICAの基礎教育における協力の基本となっている考え方、主なアプローチ、特徴を現在実施中のプロジェクトの紹介を通して提示する。)
増田 知子 (JICA国際協力総合研修所客員専門員/イデアス第3期生)
19:55~20:15 ディスカッション、質疑応答(モデレーター:巻島 稔)
- 休 憩(20:15~20:25)-
<第2部> イデアス概要説明・募集案内
20:25~20:50 イデアス第19期日本人研修生プログラムの詳細及び募集案内等
定 員: 70名(先着順)
受 講 料: 無 料
主 催: 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所
お申し込み:下欄にご記入の上FAX(043-299-9728)で、もしくは同内容をメール(goideas@ide.go.jp)で3月17日(月)までにお申し込み下さい。定員になり次第締め切らせていただきます。なお受講票は発行致しません。お申し込み多数でご参加いただけない場合のみ当方より連絡させていただきます。
お問い合せ: アジア経済研究所国際交流・研修室 TEL043-299-9562
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お問い合せ:日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所国際交流・研修室
TEL 043-299-9562/ FAX 043-299-9728