世界の変化とらえ実践的な人材育てる
<名古屋大学>


名古屋大学大学院国際開発研究科(GSID)


 名古屋大学大学院国際開発研究科は、貧困や格差の解消、公正な社会の実現、平和とガバナンス、環境保全など、世界の課題解決を目指し、1991年の設立以来、社会科学の理論に立脚した〝勇気ある知識人〞を育成してきた。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」などを踏まえ、開発途上国だけでなく先進国を含めたグローバル社会の課題に対応する研究や教育に力を入れる。

 カリキュラムは、①経済開発政策・マネジメント、②教育と人材開発、③包摂的な社会と国家、④貧困と社会政策、⑤平和とガバナンス――5分野で構成され、学生は専門性を高めながら分野横断的に学ぶ。

 国内外での実践教育を重視する同研究科では、毎年20人以上の学生が約2週間、途上国で計画立案やインタビューの仕方、共同調査での分野間の調整、報告書の作成といった実践的な開発援助手法を学ぶ。インターンシップや長期・短期留学、グローバル人材育成に向けたプログラムも豊富だ。

 学生の約7割は30カ国を超える地域からの留学生で、全講義を英語で実施。「アジア開発銀行(ADB)日本奨学生プログラム」の指定校、また、国際協力機構(J ICA)の「人材育成奨学計画(J DS)」などの実施機関として、途上国からの人材の育成に貢献している。社会人学生も多く、異なる専門性や経験を持つ学生同士が学び合う教育・研究環境がある。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載
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