早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科(GSAPS)

大学院情報
研究科の8割を留学生が占め、世界50カ国・地域からの学生と共に学ぶことができる
全授業を日・英両言語で開講。日・英いずれの言語でも学位取得可能
日本人対象の奨学金の中には、入試の成績をもとに入学前に支給候補者が決まるものも

取得可能な学位:修士(国際関係学)博士(学術)

定員:修士:120人 博士:30人

学費:修士(2年間総計):3,152,000円 博士(3年間総計):2,934,000円

奨学金:あり

〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1 早大西早稲田ビル7階 Tel:03-3203-4331

 

 ここがポイント 

キャリア形成につなげる

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(GSAPS)は、アジア太平洋地域の共生と発展に貢献するため997年に開設された「アジア太平洋センター」が母体。修士課程のカリキュラムは、「地域研究」「国際関係」「国際協力・政策研究」の3領域からなる。学生は一つの領域を軸として深めつつ他領域の科目も履修し、多様な角度から同地域を分析する力を身に付ける。GSAPSの強みは、大学院修了後のキャリア形成を重視した授業が展開されていること。世界銀行や国連などの国際協力実務機関の職員、ジャーナリストなど、各方面の第一線でキャリアを積んできた教授陣がそろっており、アジア太平洋地域を専門とする研究者・国際公務員・ジャーナリスト・ビジネスパーソンの育成を重点的に推進するカリキュラムの編成を進めている。これに加えて魅力的なのが、留学生が多数を占める国際的な環境と「日・英バイリンガル教育」だ。授業は両言語で開講され、いずれの言語でも学位を取得することが可能。また、国際機関でのインターンシップや大学・研究科の提携校への留学、フィールドワークも盛んで、2年間を通じて国際協力の舞台で通用する実践的なスキルを磨くことができるのも、国際的な環境とバイリンガル教育が礎となっているからこそだ。

在学生に聞きました

内海 悠二さん

アジア太平洋研究科 博士後期課程 2017年修了
現在:名古屋大学大学院国際開発研究科 准教授(専門:国際教育開発)

 

理論と実践の双方から国際教育開発に取り組みたい

私は、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(GSAPS)の修士・博士課程で国際教育開発を研究し、現在は名古屋大学大学院で教員を務めています。博士課程では、大学の協定留学校である米国カリフォルニア大学バークレー校に1年間留学。現地の夏期休暇中に、早稲田大学が提供する経済協力開発機構(OECD)本部でのインターンシップ・プログラムにも参加しました。帰国後はユネスコ・バンコク地域事務所、同カブール事務所やユニセフ・東ティモール事務所、国際協力機構(JICA)研究所など、約8年にわたってさまざまな国と機関で国際協力の幅広い業務に携わりながら、博士論文に取り組みました。GSAPSの最大の魅力は〝人〞です。進路に迷うたびに親身に相談にのっていただいた恩師、同窓生、留学センターのスタッフなど、手厚いサポートがあったおかげで、かけがえのない経験を重ねながら、研究にも全力で取り組むことができました。

教授陣の声

デイビッド・レーニー先生

アジア太平洋研究科 教授

 

既成概念を問い直し、国際問題の解決に生かす

私の専門は政治学で、国際政治や日本の政治・外交を研究してきました。本研究科では国際関係論の授業や「アイデンティティと文化」をテーマとするゼミを受け持っています。多様な地域・テーマを研究する学生たちに私が伝えているのは、ある国・地域で“当たり前”とされている価値観を分析的視点で捉え直し、どのようにアイデンティティが構築されているのか考えることの重要性です。分析や発表、議論を繰り返す中で鍛えられる思考力は、国際問題を解決する力となるでしょう。

『国際協力キャリアガイド2018-19』掲載
2017年のキャリアガイド『早稲田大学大学院』はこちら

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