文教大学大学院 国際学研究科

大学院情報
3領域を横断的に学び、多面的な視野で国際協力にアプローチ
フィールドスタディーを奨励、研究費などの支援も充実
学生1人を教員3人がサポート手厚い指導体制
取得可能な学位:修士(国際学)

定員:5人(募集人数5人、収容定員10人)

学費:98万円

奨学金:あり

所在地:〒253-8550 神奈川県茅ヶ崎市行谷1100
Tel:0467-54-4300

 

 ここがポイント 

実践担う地球市民を養成

文教大学大学院国際学研究科が考える「国際協力」とは、国や地域を越えグローバル化する現代において、よりよい市民社会を構築・運営すること。そこで、「グローバルな視点から考え、ローカルな場における活動・実践を担える“地球市民”の養成」という理念の下、次の三つの研究領域から「国際学」にアプローチしている。「ディベロップメント・スタディーズ」は、国際協力や国際交流に関連した事業の専門家を養成するための研究・教育の場。先進国から開発途上国への外発的支援のイメージを取り払い、広く発展の在り方を問う研究に取り組んでいる。「市民社会と地域デザイン」は、政策立案能力を求められる地方公務員、地域プランナー、非営利組織などの専門家養成の場。市民社会やガバナンスの在り方、地域デザインを研究テーマに、日本の地域社会を地球市民の視点から捉えることを目指している。「ツーリズム(観光)」は、アウトバウンド観光の多様化・インバウンド観光の量的拡大に対応した観光経営やサービス、地域の景観、文化、人々の生活との交流演出などを研究テーマに、より高い専門知識を持った観光産業の担い手の養成を目的としている。

在学生に聞きました

藤倉 有沙さん

国際学研究科 修士課程 1年

 

学びたいことを学べる環境が魅力

国際関係に興味を持ったのは、小学生の頃。北朝鮮が核ミサイルを発射したときに、なぜ国と国が仲良くできないのか、なぜ関係がこんなに複雑なのか、子供心に知りたいと思うようになったのがきっかけです。最初は短大に進学しましたが、国際関係や国際政治を学びたくて、短大卒業後に改めて文教大学国際学部の3年次に編入。2年間では学び足りないと感じ、大学院に進みました。文教大学のいいところは、学生と先生の距離が近いこと。興味があればほかの先生のゼミにも参加できるなど、学びたいことを学べる環境です。課題が見つかると、学生も先生も「それはいいね」と認めて行動に移す機動力もあります。私は現在、修士課程1年で、これから修士論文のテーマを決めるところですが、興味を持っているのは民主主義とメディアの関係。伝えられた情報によって市民社会がどう変わっていくのか、日本の市民社会の形成について、研究できたらと考えています。

教授陣の声

渡邉 暁子先生

国際学研究科 准教授

 

地域の視点を重視した多面的な研究を

開発援助のような外発的な力には、地域社会がもともと持っていた文化や伝統的な知恵、紛争解決の仕組みなどを壊してしまう側面があります。私が担当している「開発人類学概論」では、そうした地域側の視点を取り入れ、物事を多面的にとらえながら、開発の在り方を学んでいます。国際研究学科の特徴は、三つの研究領域を横断的に学べること。海外でのフィールド調査には研究費支給などの支援もあります。少人数制のため学生と教員の距離が近いのも特徴です。

『国際協力キャリアガイド2018-19』掲載
2017年のキャリアガイド『文教大学』はこちら

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