東北大学大学院 国際文化研究科(GSICS)
「グローバルガバナンスと持続可能な開発」プログラム(2019年度新設)

大学院情報
地域文化研究系、グローバル共生社会研究系、言語総合研究系の3領域で先駆的教育
2019年春に「グローバルガバナンスと持続可能な開発」プログラムがスタート
同じく2019年春に、研究科の枠を超えた「災害科学・安全学国際共同大学院」が始動
取得可能な学位:修士、博士

定員:修士35名/博士16名(プログラム生も含まれる)

学費:535,800円

奨学金:あり

所在地:〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内41
Tel:022-795-7556 Email:int-kkdk@grp.tohoku.ac.jp

 

 ここがポイント 

高水準の研究で国際貢献
東北大学大学院国際文化研究科は1993年に創設され、2015年の再編を経て「地域文化研究系」「グローバル共生社会研究系」「言語総合研究系」の3領域で先駆的、学際的教育・研究を行う体制となった。専門知識と国際感覚を併せ持ち、グローバルに活躍できる職業人・研究者の育成を目標に掲げる。国際文化研究科で2019年春、新たにスタートする修士・博士課程が、「グローバルガバナンスと持続可能な開発」プログラムだ。「ガバナンス」「開発」「環境」という国際社会の課題を包括的に学ぶ文理融合型のプログラムで、国内外の第一線の研究者が指導。幅広い専門性を持ち、国際機関やNGO、政府機関などで国際協力に携わる人材を育成する大学院プログラムとしては、東北地方で唯一となる。このプログラムの特徴は、全授業を英語で履修できることだ。また、少人数教育で論文指導などを綿密に行うことで、国際的な学術誌にも発表できる高水準の研究を目指す。留学生も積極的に受け入れる方針だ。東北大学では、研究科の枠を超えた「災害科学・安全学国際共同大学院」も2019年に始動する予定で、この大学院のプログラムにより、海外の大学で研究する機会も幅広く提供される。

在学生に聞きました
 

菅原 優花さん

国際文化研究科 修士課程 1年

 

専門性磨き、公務員に 都市政策に関わりたい

私は東北大学教育学部を卒業して、国際文化研究科に進みました。大学時代、青木俊明先生の環境心理学の授業を聞き、関心を持ったのがきっかけです。 現在の研究テーマは「公共政策における合意形成」です。学部で教育心理学を学び、社会における関係性を心理学の分野から考えることに興味がありました。研究科では、経済など初めて学ぶ幅広い分野の授業があり、リサイクルなど興味深いテーマを研究している学生も数多くいて、視野が広がります。また、アジアやアフリカからの留学生が多く、英語での発表を聞く機会も少なくありません。将来の目標は公務員です。それも、できれば中央省庁で都市政策に関わるような仕事に就きたいと考えています。以前、衆議院議員の事務所でインターンシップをしたことがあり、その経験も、人々の生活と都市のあり方や政策を意識するきっかけになりました。大学院で専門性を身に付け、それを生かせる進路を探っていきたいと思います。

教授陣の声

 

青木 俊明先生

国際文化研究科 准教授

 

本質を問い続ける姿勢 高い公共心を持つ人に

私の専門は、都市計画と応用社会心理学。迷惑施設(NIMBY)問題や環境にやさしい都市構造の実現策などを心理学の視点から研究しています。本研究科は留学生も多く、帰国後に母国を支える人材になってくれるでしょう。日本人学生には、国際社会に貢献する意識を期待します。いずれも高い公共心がカギです。常識にとらわれず、本質を問い続ける学生を歓迎します。東北大学のポリシーである「研究第一」と、研究成果を役立てる実学の双方を一緒に実践していきましょう。

『国際協力キャリアガイド2018-19』掲載

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