東洋大学大学院 国際学研究科 国際地域学専攻

大学院情報
さまざまな分野の実務経験者が揃った教授陣、現場体験の機会も豊富
研究発表や海外研修などを後押しする助成金システム
JICAボランティアと学位を両立する独自のプログラムも
取得可能な学位:博士前期課程:修士(国際地域学)、博士後期課程:博士(国際地域学)

定員:博士前期課程:15人、博士後期課程:5人

学費:入学金:270,000円、博士前期課程:540,000円、博士後期課程:520,000円

開講形態:昼夜開講

奨学金:あり

所在地:〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20
Tel:03-3945-7224(代表)

 

 ここがポイント 

現場重視の多彩なアプローチ

文部科学省からスーパーグローバル大学の認定を受けた東洋大学。2018年の大学院再編で、国際学研究科()が誕生した。同研究科は「持続的な地域の発展に貢献できる地域開発リーダーの養成」を使命に掲げ、日本人学生はもちろん、海外からの留学生も数多く受け入れている。国際協力機構(JICA)が途上国の将来を担う人材育成のために行っている「人材育成奨学計画(JDS)」や「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」などの留学生を受け入れており、学生の7割が開発途上国出身者だ。文理を超えた幅広い分野で、実務をよく知る指導教授がそろっているのも同研究科の特徴だ。国内外のさまざまな現場を研究フィールドとしている教授が多く、学生たちがそうした現場を訪れて学んだり、教授陣の人脈を生かしてインターンなどの現場経験を積んだりする機会も多い。また、青年海外協力隊やシニア海外ボランティアとしての活動が単位として認められ、途上国で活動しながら学位取得を目指すことができる「JICAボランティア入試」の制度、国内外での研究発表に対する奨励金制度など、国際経験・現場実務を後押しするユニークな制度も充実している。

在学生に聞きました
 

松島 恭範さん

国際地域学研究科 博士後期課程 2年

 

一村一品の経験もとに産業振興のモデル模索

私は青年海外協力隊を経て国際協力機構(JICA)の企画調査員や専門家となり、アフリカの中小零細企業育成に関わってきました。この経験を研究としてまとめたいと考えたのが、本研究科を志したきっかけです。地域開発をさまざまな視点から研究する幅広い分野の教授陣と、共に学ぶ学生の多彩なバックグラウンドが決め手となりました。 博士後期課程の学生にはJ ICAや非政府組織、コンサルティング企業などで実務を経験した人が多く、毎週1回行われる研究会ではそうした経験に基づく思いがけない指摘や発見が得られます。年4回の研究発表会では先生方からも見解を聞くことができ、疑問があればいつでも質問しに行けるのも良いところです。私は16年間携わってきた〝一村一品運動〞を基に、産業振興と企業活動の継続性につながる要素をどう組み合わせるかのモデル作りを目指しています。これまでの経験の再構築を通して、アフリカのさらなる産業振興に貢献するのが目標です。

教授陣の声

 

松丸 亮先生

国際学研究科 国際地域学専攻 教授

 

現場感覚と研究者視点共に身につけ現場へ

もともと開発コンサルティング企業にいた私と同様、本研究科には実務経験者や国内・途上国の現場で研究を行う教員が多く、学生と共に現場を訪れることがよくあります。また、教員は国内外の事情に精通しており、「日本に足を置いて国際協力を考える」という姿勢を大切にしています。 文理を横断した授業を通して幅広い視点を持ち、現場の感覚を学ぶと同時に、研究者としての俯瞰的視点をも身につけて課題解決に挑戦する人財を世に送り出したいと考えています。

『国際協力キャリアガイド2018-19』掲載
2017年のキャリアガイド『東洋大学大学院』はこちら

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