大学院情報
日本だけではない新しい視点で物事を捉る授業
現地の文化を肌で学ぶ海外留学プログラム
少人数体制で学生一人一人を教員がサポート
取得可能な学位:学士、修士、博士
定員:学部265人、修士10人、博士4人
学費:ホームページ参照
開講形態:1部(昼間部)、2部(夜間部)
奨学金:あり
所在地:豊平キャンパス 〒062-8605 北海道札幌市豊平区旭町4-1-40
Tel:011-841-1161
ここがポイント
日本と海外を両面から理解
北海学園大学は、1952年に北海道の開拓を担う人材育成を目指して設立された北海英語学校をルーツとする、道内最大の私立総合大学。建学以来掲げる「開拓者精神の涵養」の理念の下、輩出した卒業生の多くが道内企業や自治体などで活躍している。81年には本格的な国際交流をスタート。海外の10大学と協定を結び、学生や教員の派遣を行っている。人文学部ではグローバル人材の育成を目指し、「英米文化特別演習」や「国際文化特別演習」として、各国の大学の留学生用コースで学び、ホームステイをしながら現地の社会文化を体験するプログラムをカリキュラムに盛り込んでいる。日本語教員養成課程の履修者は、「日本語教育特別演習」で韓国など海外の大学で日本語を学ぶ学生向けに授業の一部を担当することも。海外留学プログラムには教員が同行し、きめ細やかなサポートを行うなど、教員と学生の距離が近いのも特徴だ。さらには京都で日本文化の理解を深める「日本文化特別演習」など、日本と海外の両視点を身につけ、“背景が異なる人の相互理解とは何か”を踏まえてコミュニケーションを実践できる人材の育成を目指す。学費の安い2部があるのも特徴だ。
清水 香子さん
人文学部英米文化学科 4年
北海道から世界平和を発信したい
海外のことを知りたいと思ったのが、この大学に入学した理由です。幅広い分野の授業を通して、点のようにばらばらだった知識がつながった感覚があります。映画『ハリー・ポッター』を宗教的な視点で見直したり、米国のジョークの面白さを分析したりするなど、今までとは違う視点から物事を見る習慣がついたのは収穫です。課外では、北海道にいながらできる国際協力を目指して、米国の国際協力NGO『Habitat for Humanity』に所属。インドとインドネシアを訪問し、現地の大工さんと共に家の建設をお手伝いしました。この活動を通して、自分にとっての当たり前を他人に強要してはいけないと実感しただけでなく、自分自身も日本についてまだ知らないことが多いと気付きました。今後は、北海道にいても国際協力に間接的に携われるよう、地元の国際協力コミュニティーを作り、世界平和を発信するつもりです。
教授陣の声
小松 かおり先生
人文学部英米文化学科 教授
人間の“あるがまま”を探求し視野の広い人材を育成
本学部の日本文化学科と英米文化学科では、日本を知ることと海外に目を向けることの両方を推奨しています。学生にはカナダなどへの交換留学プログラムや日本語教員養成課程などを活用し、語学力とコミュニケーション力を身に付けて、状況に対応し自分の頭で判断できる人になって欲しいのです。少人数という環境を生かした、顔の見える教育も特徴。教員のバックグラウンドも語学、文学、歴史、思想、環境など多岐にわたり、学生の関心に応える多彩な授業を提供しています。
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