宇都宮大学/大学院 国際学部/国際学研究科
国立大学として「国際学」の看板を掲げる宇都宮大学国際学部・国際学研究科。さまざまな地域や民族、文化間の相互理解と共生(多文化共生)を実現するための高度専門職業人の育成を目指す同学は、これまで多様な人材を輩出してきた。
一方で急速に進むグローバル化を受け、より地域に根差した課題に対応できる人材育成を意識した組織改編を進めている。学部は2017年度から従来の「国際社会」と「国際文化」の2学科体制を「国際学科」1学科体制に改組。これまで以上に社会科学と人文科学両面から世界の諸課題にアプローチできる体制となった。
さらに、特に重視しているのが、専門外国語教育と国際キャリア教育だ。TOEICスコアが650以上の学生向けには特別プログラムを開講。英語以外の外国語教育も充実している。
研究科博士前期課程には「国際社会」「国際文化」「国際交流」の3研究専攻があり、海外の研究機関や自治体、NGOなどで20日間のフィールドワークや研究を行う「国際学臨地研究」の科目が特徴だ。学生自らが研究テーマに沿って各組織にコンタクトし、実践と異文化コミュニケーションを体当たりで学ぶ。「国際学臨地研究」は、博士後期課程で必修科目となる。
このほか、学部附属の「多文化公共圏センター」ではセミナーやフィールドワークなどの学びの機会を提供。国際キャリアをつくる環境が整っている。
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