一般財団法人 日本国際協力システム

パキスタンシンド州北部農村部女子前期中等教育強化計画

企業情報
 

設立:1989年
資本金:3億8,700万円
従業員:150人
本社:東京都中央区
海外拠点:ミャンマー
事業分野:民間セクター、防災、インフラ、資源・エネルギー、水と衛生、環境・気候変動、貧困削減、平和構築、文化・スポーツ、教育、保健・医療、水産、農業・農村開発
募集人数:若干名
住所:〒104-0053 東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタービル5階
TEL:03-6630-7871
Mail:jinji@jics.or.jp
HP:https://www.jics.or.jp/

 
「援助をカタチに」する日本初の調達専門機関

 (一財)日本国際協力システム(JICS:ジックス)は1989年、日本で最初の調達専門機関として設立され、150カ国以上に対する業務実績を持っている。JICSが実施する調達とは、政府開発援助(ODA)など公共調達のルールにのっとって、相手国のニーズに対応した資機材や施設建設など多様なサービスを届ける仕事だ。調達に当たっては、品質、経済性、適時性に加え、中立性、公正性、競争性、透明性の確保が欠かせない。
 無償資金協力の調達代理業務を柱としつつ、技術協力、有償資金協力(円借款)、国際機関事業、新規分野でも事業を手掛ける。近年は各種調査や監査業務などに事業を拡大し、技術的、専門的なサービスを提供。ODAの経験を活かし、日本企業の海外進出支援にも取り組む。

問題解決能力に長け新境地に挑戦する人に

  同財団が求める人材像と資質は、①高度な問題解決能力と交渉力、②コミュニケーション能力、③新しい事業領域の開拓に果敢に挑む積極性などで、入団後は徹底した実務プログラムで調達のプロを育成。拡大する業務領域に対応するため、理工系・技術系の即戦力の採用にも力を入れる。 入団後は全員が貿易実務の基礎を学び、公共調達のルールと各国の法制度にも対応した支援を行っている。これまでの実績と、中立性、公正性などから、関係者の信頼も厚い。「まず、問題解決能力に長けている人を求めています。関係者間の調整能力やビジョンを描く力、コミュニケーション力も重要です。環境が厳しく、文化も異なる途上国で活躍できるタフな心身を持ち、新しいことへの挑戦を楽しめる人と一緒に働きたい」と代表理事・久保徹さんは述べる。

 

●社員の声 
 

業務第三部業務第一課 大友 陽平さん


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私のキャリアパス

大学(教育学部)を卒業

大学院(国際協力系)を修了

日本国際協力システムに入団

在エチオピア日本国大使館に勤務

アフリカ連合日本政府代表部に勤務

日本国際協力システムに復帰

 
日本の顔が見える新たな援助を

 教師を目指して大学に進学しましたが、在学中に訪れたインドの農村部で初めて「国際協力」の現場を目の当たりにして、国際協力関係の分野で活躍したいと考えるようになり、大学院に進学して国際協力の基礎を学びました。 大学院卒業後は、「援助をカタチにする」という理念にひかれてJICSに入団しアフリカ・アジア向けの調達業務を担当しました。在エチオピア日本国大使館での勤務中には、被援助国政府に対する効果
的な支援の実施だけでなく、さまざまな関係者と協力し、「日本の顔が見える」援助を積極的に行っていく必要があると感じる場面が多くあり、調達を軸に新たな援助のカタチを目指して奮闘しています。国際協力の世界を目指す人には、開発途上国の現場に出てほしいです。現実を見て、自分の頭で考えて行動できる人が向いていると思います。

新たな「援助のカタチ」を目指して

 JICSへの入団以降、アフリカ諸国に対する農業機械、肥料、食糧の調達や、アジア諸国への太陽光発電システムの導入プロジェクトに携わってきました。4月からは、官民連携型の事業・運営権対応型無償資金協力で、カンボジアに対する浄水施設の整備プロジェクトを担当するほか、アジア諸国にて未みぞう曾有の感染症が発生した際に必要となる医薬品や個人防護用品の調達・備蓄・緊急輸送管理業務に従事しています。最近は、被援助国政府への裨ひえき益効果の拡大を念頭に置き、いかにスピード感を持って「援助をカタチ」にできるかを意識する機会が多くなっています。自分自身に何ができるのかを常に考えながら、これまでにはない新たな援助の「カタチ」を提案できないか、日々模索しているところです。

『国際協力キャリアガイド2019-2020』掲載
『国際協力キャリアガイド2018―2019』はこちら
『国際協力キャリアガイド2017―2018』はこちら

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