日本大学 生物資源科学部 国際地域開発学科
生物資源科学部国際地域開発学科は、海外で活躍する人材育成を目的とした拓殖学科を前身とし、伝統的にその気風を受け継ぎながら、開発途上国など国際社会で、さまざまな開発課題の解決に挑む人材の育成に邁進(まいしん)する。
同学科のカリキュラムを特徴付けるのは、農業に関する実践的な農業技術と人文・社会科学の知見をつなぎ、一体的な形で地域開発に貢献しようという取り組みだ。二つの領域をつなぐ触媒としての語学教育にも注力している。
1年次はグローバルイシューや国際社会の現状を学び、英語をはじめ語学強化など基礎固めを行う。国際協力論などは必修だ。2年次は、①農業・農村開発、②グローバルビジネス ――のいずれか1コースを選択。①では農業、環境、アグリビジネス、貧困削減の4分野を対象に実践的な技能を鍛えていく。付属農場での農業技術実習も体験する。3年次からはより専門性の高い研究室に入り、卒論の準備に入るとともに、海外を舞台に農業・農村協力研修に打ち込み、開発手法を学ぶ。その集大成として最終年次で卒業研究に打ち込んでいく。さらに研究を深めたい学生には大学院の生物資源科学研究科(5専攻)が用意されており、学部との一体的な教育体制の充実を図っている。国際協力機構(JICA)と大学連携協力協定を結び、国際協力の現場と関係性を深めている点も注目される。
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