関西学院大学|大学院 副専攻「国連・外交コース」|学部 副専攻「国連・外交プログラム」|国際協力が学べる大学・大学院

★『国際協力キャリアガイド2024-25』は、2024年10月中旬発売予定です★

国際公共分野のプロを目指す特別コース

独特な建築様式で統一したキャンパス

 紛争や難民、環境、人権問題など地球規模の課題が山積する中、国連職員や外交官など国際公共分野で活躍できる人材を数多く輩出してきた関西学院大学。2014年にスタートした「国連・国際機関等へのゲートウェイ創設」構想の核となるのが、学部副専攻の「国連・外交プログラム」と、大学院副専攻の「国連・外交コース」だ。

 学部副専攻の「国連・外交プログラム」は、定員20人の少人数制で全14学部の学生がチャレンジできる。国連・外交の基礎知識を身に付けるとともに、ニューヨークで実施する国連セミナーや途上国でのボランティア、フィールドワークなどを通じて実践力を鍛え、大学院の国連・外交コースやその先のキャリアに備える。

 大学院の「国連・外交コース」は、所属する研究科で専門性を磨きつつ、国際機関でのキャリア形成やマネジメント、ガバナンスを学ぶ。国連・外交の第一線で活躍してきた実務家教員のもと、留学生とともに英語でディスカッションやプレゼンテーション、リサーチを繰り返し、国際社会で必要な総合力を養う。国連などでのインターンシップが必修で、実務経験を積む機会も用意されている。

 国際機関人事センターを通じて手厚いキャリア支援が受けられ、修了後もサポートを得られる点も魅力だ。

学生の声

社会にインパクトをもたらす仕組みを突き詰めて考えたい

佐藤 夢乃さん 総合政策研究科 博士前期課程2年 大学院副専攻「国連・外交コース」

Q.研究テーマは?
A.社会的な活動を可視化し組織の改善に
論文のテーマはソーシャルインパクト評価のあり方について。学部時代に学生団体を通して難民支援や国際理解教育に携わった経験から、より大きなインパクトをもたらす仕組みづくりに興味が湧きました。財源基盤のない組織でも活動の意義や魅力を可視化できないか、研究を続けています。

Q.修了後の進路は?
A.まずビジネスの経験を積みたい
気候変動や脱炭素など地球規模の課題を解決するため、将来はエコシステムの形成や方法論の開発・改善に携わりたいです。修了後はビジネスの経験を積もうと総合コンサルティングファームに入社します。あらゆるインダストリーサービスに関わりながら、コンサルタントの立場から持続可能な社会に向けて貢献したいです。

Q.なぜ大学院に進んだの?
A.より深く開発や国際協力を学びたい
高校生のときに参加したオープンキャンパスで、西野桂子先生や村田俊一先生など元国連職員の方の話を聞き、「将来やりたいことが見つかった!」と思いました。関西学院大学に入学後、総合政策学部に所属しながら学部副専攻「国連・外交プログラム」に挑戦。より深く開発や国際協力について勉強しようと大学院に進学しました。

Q.国連・外交コースの雰囲気は?
A.総合力が求められる環境で日々成長
大学院副専攻「国連・外交コース」の授業は全て英語。実践的なテーマで議論・発表する機会が多く、国連の採用基準である「UNコンピテンシーフレームワーク」に基づくカリキュラムのもと、コミュニケーションや企画力など多様な力が求められます。コースの授業は正直大変ですが、熱心な先生方に実践力を鍛えてもらっています。

Q.コースの魅力は?
A.手厚いキャリア支援と実践経験の機会
修士1年次に国連開発計画(UNDP)と国際協力機構(JICA)でインターンシップを行いました。UNDPでは広報業務を担い、JICAでは評価部に所属して150件近くの案件の評価報告書の取りまとめ分析業務に携わりました。履歴書の書き方や面接対策など大学の手厚いサポートのおかげで、国際協力の実務を幅広く学べました。

2021年にUNDP駐日代表事務所でインターンシップを行った

先生から

ポテンシャルを引き出し修了後も支援

村田 俊一 特別任期制教授 国際機関人事センター長 元国連開発計画(UNDP)駐日代表 元国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)事務局次長

世界に大きく依存する日本の足元をまず知ってから世界へ視野を広げ、外交や国際協力の重要性を捉える視点が大切です。私の仕事は学生たちの力を引き出し、地に足のついた国際協力人材を育てること。本コースで飛躍的な成長を遂げた学生たちは世界の課題解決に向けて奮闘しています。

学校情報
関西学院大学
取得可能な単位:副専攻修了証書(学部:主専攻の学士、大学院:主専攻の修士号)
定員:20人(学部)、15~20人(大学院)
学費:コース受講料は不要(所属する研究科、学科の学費)

コース受講料は不要

学部副専攻「国連・外交プログラム」と大学院副専攻「国連・外交コース」はいずれも無料。学費のみで履修できます。その他大学院独自の奨学金(全額支給・半額支給等)があり、多くの院生が支給奨学金を受給しています。

国連・外交コース生の主なインターン先

・国連開発計画(UNDP)
・国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
・国連児童基金(UNICEF)
・国連人口基金(UNFPA)
・国連世界観光機関(UNWTO)
・世界食糧計画(WFP)
・国際協力機構(JICA)
・日本貿易振興機構(JETRO)ほか

『国際協力キャリアガイド23-24』掲載

(本内容は、取材当時の情報です)

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