政策研究大学院大学 公共政策プログラム 国際協力コース|国際協力が学べる大学・大学院

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未来を担う政策リーダーを育成

東京・六本木とアクセスの良いキャンパス

 国際的な政策研究の拠点として国内外の世界約60カ国から未来の政策リーダーや研究者が集まる政策研究大学院大学(GRIPS)は学生の約3分の2が留学生であり、国際的な政策研究・教育の拠点となっている。

 公共政策プログラム国際協力コースは1年の修士課程で、行政機関やNGO、国際協力機構(JICA)が派遣するJICA海外協力隊などでの現場経験を経て入学する学生も少なくない。開発経済学や地域研究でトップクラスの研究者やJICAなど国際機関で指導的役割を果たした経験を持つ教員が集まっており、充実した研究環境の下で高度専門人材として求められる専門知識の習得が可能だ。コース修了後は国際開発・協力分野の職に就く他、同校の国際開発分野の博士課程G-cube-IDSへ進んでさらに研究を深めることもできるなど、選択肢は幅広い。

 そんな本コースの大きな特徴は、日本にいながら国際的な環境に身を置くことができること。英語による授業も多く、また将来仕事でカウンターパートとなるかもしれない開発途上国からの留学生と共に学び合うことで途上国の生の姿を知ることができる。ここで培った人的ネットワークは在学中のみならず修了後もキャリアに生かせる貴重な財産となり、日本人にとってGRIPSは留学に代わる選択肢にもなるだろう。

学生の声

アフリカの平和構築のため国際機関勤務を見据え修士号を取得

河野 賢太さん 修了生公共政策プログラム 国際協力コース

Q.研究テーマは?
A.途上国の政策立案について
研究内容は、学術的なエビデンスに基づいた政策を立案・分析しようというもの。東南アジアやアフリカの開発の歴史などを学びつつ、経済学や公共政策についての知識を深めました。国際機関の職員を講師とした政策立案のワークショップなども行われ、とても勉強になりました。

Q.なぜ大学院に進んだの?
A.目標に向けた修士号取得の必要性を知って
国連広報センターでインターンをしていた大学4年の年の時、職員の方から「国際協力分野を目指すなら修士号は必要」とのアドバイスを受けたことがきっかけです。将来はアフリカの開発や平和構築に関わる仕事をしたいと考えていたので、大卒後に就職を経て大学院に進みました。

Q.この大学院を選んだ理由は?
A.1年での学位取得や国際的な人脈づくり
GRIPSを選んだのは、「英語でも勉強できる」「1年で修士号が取得できる」「学生の多くが行政官などの実務経験を持っている」という理由からです。実際、実務経験のある学生同士の議論のレベルはとても高かったです。留学生とのネットワークができることも他の大学院にはない魅力だと思いました。

Q.大学・大学院の魅力は?
A.師弟がリスペクトしあえる場所
国際協力コースディレクターの大野泉先生は気さくでチャーミングなお人柄です。広いテーマに関心をお持ちで、ご自身の専門外の研究をする学生にも的確なコメントをくださいます。学生をリスペクトしつつ指導されるので、安心して学業や修士論文執筆に励むことができました。

Q.今後の目標は?
A.アフリカの開発と平和構築に携わりたい
アフリカの開発や平和構築・紛争解決に関わる仕事をすることが目標です。そのためのステップとしてGRIPS修了後はスーダン(※)で専門調査員として政策に近い部分の仕事をして経験を積む予定です。いずれはより現場に近い国連機関や国際機関で働きたいと考えています。

※赴任先はタンザニアに変更(2023年4月時点)

政策分析の授業の写真。ガーナ・ケニア出身の学生と議論を交わす(左から2番目が河野さん)

先生から

広い視野とスキルを身に付け国際協力のプロ人材へ

大野 泉先生 公共政策プログラム 国際協力コースディレクター 教授

本コースは開設3年とまだ新しいですが、修了生は在外公館の専門調査員、国際開発に関わる研究機関やコンサルティング企業など、即戦力ある国際協力のプロ人材として羽ばたいています。省庁出身のミッドキャリア人材もおり、復職後は学んだスキルで国際的な業務に就いて活躍しています。

学校情報

政策研究大学院大学
取得可能な単位:修士(政策研究)
定員:若干名
学費:検定料3万円、入学料28万2,000円、授業料64万2,960円(年間)

在学生の業種・職種

・政府機関
・地方自治体
・JICA海外協力隊の経験者
・企業出身者
・新卒者

など

奨学金情報

・日本学生支援機構
・財団法人

など

『国際協力キャリアガイド23-24』掲載

(本内容は、取材当時の情報です)

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