国際航業㈱

ホンジュラスの防災技術者と地すべり災害調査

企業情報
 

設立:1947年
資本金:167億2,900万円
従業員:1,816人(2019年3月)
本社:東京都千代田区
海外拠点:シンガポール、中国、ベトナム、インドネシア、ドイツ
事業分野:民間セクター、都市開発、防災、ICT、資源・エネルギー、水と衛生、環境・気候変動、貧困削減、教育、保健・医療、農業・農村開発
募集職種:防災、水資源開発・保全・管理、上下水道、砂防、地質、廃棄物管理、衛生、気候変動、都市環境・環境管理(排水管理、公害対策)都市インフラ開発、電力・電気、再生可能エネルギー、地理空間データ整備およびGIS、ジェンダー、難民支援、経済/財務、組織開発など
住所:〒102-0085 東京都千代田区六番町2番地
TEL:03-6361-2451
Mail:overseas2@kk-grp.jp
HP:https://www.kkc.co.jp/

 
日本の安心・安全を世界に届ける

 1947年創業の国際航業は、戦後復興に必要な地図を作製する航空測量のパイオニアだ。現在も「測る」「診る」「役立てる」を強みに、建設、地質調査・海洋調査、防災、環境エネルギーなど、地理空間情報技術をベースとする総合コンサルティング企業として、国内外の地域開発や災害復興で活躍している。海外30カ国以上で事業を展開。手掛ける分野は、防災、気候変動対策、上下水道、水資源管理、廃棄物管理、森林・生態系保全、金融包摂、ジェンダーなど多岐にわたる。中でも同社の得意とする社会インフラ整備のノウハウは、開発途上国でニーズが高い。エチオピアの給水プロジェクトでは、施設整備と技術移転を同時に実施することで、安全で安心なまちづくりを地域
のニーズに合った形で進めている。

開発マインドあふれる人材を随時募集

 同社の事業の多くは、SDGsに対応したものだ。特に気候変動対策に注力しており、緩和策と適応策の両方に精通している上、再生可能エネルギーの推進にも力を入れている。時代の一歩先を捉えてきた同社は、常にチャレンジを続ける人材を求めている。防災や水資源開発、難民支援、組織開発など募集職種に当てはまるいずれかの分野で専門性を備え、開発マインドにあふれる人材を求めている。海外コンサルティング部の約3割は青年海外協力隊出身者なので、出身者の会社訪問や面談には随時対応している。「当社には技術系だけでなくソフト系コンサルタントや女性コンサルタントも多数所属しています。海外留学制度や国内技術研修、男性社員を含めた育児休暇取得の奨励など、働きやすい環境を整えています」と代表取締役社長・圡方聡さん。

 

●社員の声 海外コンサルティング部防災グループ 矢切 義行さん

写真
私のキャリアパス

駒澤大学文学部地理学科を卒業

物流会社に入社

国土建設学院測量科卒業

米国で語学留学

日本気象協会に入会

国際気象コンサルタントに入社

国際航業に入社

 
4 回の転職で自分の天職に出合いました

 地球環境に興味があり、大学では地理学科で自然地理学を専攻しました。大学卒業後は地球環境とは直接関係のない物流会社に就職しましたが、地球環境にかかわる仕事がしたいという思いが込み上げて5年半で退職。退職後に地球環境の関連資格である測量士補、気象予報士を取得し、弱点の語学力を向上させるために米国に語学留学しました。帰国後は測量・土木設計会社を経て日本気象協会で念願の気象業務に従事、そこで知り会った先輩に「気象に関する国際協力」の仕事に誘われたのが、開発コンサルタントの仕事を始めたきっかけです。これから開発コンサルタントを目指す人には、問題解決能力、コミュニケーション力を磨き、得意分野を開拓して挑戦してほしいです。

私にしかできない仕事を模索中です

 現在はパキスタンで「防災人材育成計画プロジェクト」に携わっています。防災グループに所属していることから、自分の専門分野である気象だけでなく防災や通信などの幅広い分野のプロジェクトにかかわってきました。気象データを収集するために雨量計を設置することもありますが、防災計画、防災教育、施工監理、機材の調達・積算など自分の専門外の分野でもかかわって、かつできるようにならなければいけない仕事です。毎回、違う役を演じる役者のような仕事。きちんと自分の役を演じるために日々勉強すること、考えることが必要で、楽だと思うことはありません。途上国の人々の理想を実現するために、置かれた現実を分析し、解決策を考えて理想と現実のギャップを埋めることがコンサルタントの仕事。プロジェクト関係者が“Win-Win”になることを目指して日々考えながら仕事をしています。

『国際協力キャリアガイド2019-2020』掲載
『国際協力キャリアガイド2018―2019』はこちら
『国際協力キャリアガイド2017―2018』はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました