大阪女学院大学大学院 21世紀国際共生研究科

大学院情報
「平和・共生」「人権・開発」の専攻領域。地球規模の課題に取り組む人材を育成
論文作成までの全課程、全授業を英語で実施。国際的に通用する実践力を重視
留学生や社会人向けの奨学金制度が充実。海外でのインターンシップや調査も支援
取得可能な学位:修士(国際共生)、博士(国際共生)

定員:博士前期課程M(修士)10人、博士後期課程D(博士)4人

学費:入学金20万円、授業料75万円(年間)

奨学金:あり

〒540-0004 大阪市中央区玉造2-26-54
Tel:06-6761-9369 Mail:admi@wilmina.ac.jp

 

 ここがポイント 

平和と人権に特化した学び
大阪女学院大学大学院21世紀国際共生研究科は、平和や人権の危機、環境破壊など地球規模の課題の解決に取り組む人材育成を目指し、「平和・共生」「人権・開発」の二つの専攻領域を設けている。いずれも、高度な英語運用力と専門性、国際的に通用する実務力を身につけるのが目的だ。そのため、授業で使用する文献や資料、講義はもちろん、修士・博士論文を作成するまでの全課程を全て英語で行う。カリキュラムは実践的かつ学際的に学べるよう編成され、海外でのインターンシップやフィールドワークを論文提出の要件としている。海外での活動を支える奨学金制度も整備し、総額の半分以内で20万円を上限に、滞在費や旅費などを支給している。アジアをはじめ各国からの留学生も積極的に受け入れており、留学生向けの奨学金制度も充実している。また、社会人学生を対象に、長期履修制度や博士後期課程3年次の奨学金制度を設けているので、各自の事情に合わせた履修計画を立てることが可能だ。大阪女学院は1884年に設立されたウヰルミナ女学校が前身で、キリスト教の精神が教育の基盤にある。その長い歴史は平和や人権に焦点を当てる研究科のバックボーンとなり、今に受け継がれている。

在学生に聞きました

陸 徳婷さん

21世紀国際共生研究科 博士前期課程 2年

 

DVの男性当事者研究祖国でも生かしたい

もともと日本の映画やドラマが好きで、中国の大学では第2外国語として日本語を勉強しました。卒業後、東京で2年間日本語を学んでから、大阪女学院大学大学院に入学しました。大学の卒業論文が南アフリカの女性をめぐるジェンダーの問題だったので、日本でも女性が置かれている状況や中国との違いに関心を持つようになりました。
現在の研究テーマは、ドメスティック・バイオレンス(DV)の男性当事者の課題です。加害者、被害者にかかわらず、男性に焦点を当て、支援団体や当事者の活動を調べています。中国にもDVの問題はありますが、男性当事者を意識した活動や研究がないので、将来の参考になると思います。この大学院を選んだきっかけは、東京で開かれた進学相談会でした。英語での授業や手厚い奨学金制度だけでなく、先生との距離の近さが大きな魅力です。先生の人脈で多くの研究者を紹介してもらったり、何でも自由に議論できたりする環境に満足しています。

教授陣の声

黒澤 満先生

21世紀国際共生研究科長 教授

 

「国際共生」を追求する少人数で活発な議論

この研究科の目的は「国際共生」です。国家だけでなく、国際機関や国際NGO、地域を拠点にする機関、国際的に活動する個人の間の「共生」をテーマとしています。留学生も数多く在籍し、授業では少人数で活発な議論が行われます。学生は調査研究のため世界のさまざまな地域に出向き、優れた論文を書いています。平和で公正な国際社会の構築に関わりたい人には最適な環境です。修了後は研究者、国際機関、NGO、企業などさまざまな進路が開けるでしょう。

『国際協力キャリアガイド2018-19』掲載
2017年のキャリアガイド『大阪女学院大学大学院』はこちら

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