国連・国際機関などへの人材輩出に特化＜関西学院大学＞

関西学院大学／大学院　学部副専攻「国連・外交プログラム」／大学院副専攻「国連・外交コース」

　関西学院大学大学院で２０１７年４月にスタートした「国連・外交コース」は、国連や国際機関職員、外交官として活躍する人材の育成に特化した副専攻プログラム。文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」の採択を受けた中核的取り組みのひとつだ。

　明石康・元国連事務次長ら国際舞台で活躍してきた教授陣が指導し、授業はすべて英語で行う。初年度はタイからの留学生を含め６人が履修。それぞれ主専攻の研究科（修士または専門職）で専門分野を研究しながら、このコースで学ぶ。

　国連の採用基準に特化した体系的なカリキュラムが特長だ。国連や国際ＮＧＯ、政府系機関などでのインターンシップ（２〜３カ月）も必修で、実践力を養うことを強く意識している。

　国連で働くには、２年以上の専門分野の職務経験が必要なため、キャリア支援にも力を入れる。２０１５年に開設した「関学国際機関人事センター」（外務省国際機関人事センターと連携）と「国連グローバルコンパクト支援関学センター」（国連のグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンと連携）が、在学中はもちろん、修了後もきめ細かい支援を行う。

　同学のミッションは「世界市民の育成」であり、地球規模の課題に向き合う人材の輩出は、スクールモットーの「Mastery for Service（奉仕のための練達）」にも通じている。