ルワンダでの現地調査風景
POINT
・農村や地方部、地域資源分野に強い
・先輩社員の支援が手厚い風土
・平和構築など社会への包括的な支援も強化
NTCインターナショナルは、農業・農村開発分野や平和構築分野を中心に世界各地で活躍するコンサルティング企業だ。特に農業セクターの開発計画、水資源開発、灌漑施設設計を手掛けてきた歴史は長く、アフリカ・中央アジア・中東をはじめ、世界各地でプロジェクトを実施している。また、平和構築分野では、2013年4月に開発業界初となる「平和構築部」を創設以来、農村開発のノウハウも生かしながら、アフガニスタン、ウガンダ、シエラレオネ、フィリピンなどで実績を重ねてきており、同分野において高い評価を得ている。
開発途上国では、高い専門性を生かして測量や設計などを手掛けるほか、技術移転にも貢献。現場でのプロジェクト実施に加えて、開発途上国の人材を日本に受け入れて研修も行っている。同社では国際協力に関心のある人材を積極的に採用する方針だ。新卒採用は修士号以上の学位を持つ人が対象。中途採用では、TOEIC750点以上、または英検準1級以上の英語力、加えて、青年海外協力隊の活動経験(コミュニティー開発など、住民と協働した経験)を持つ人材を求めている。採用に当たっては、現地カウンターパートや同僚たちと意見を交換しながら共に働くことのできる協調性、自分の考えを的確に説明するコミュニケーション能力なども重視している。今後は平和構築分野の事業の拡大とともに、海外拠点や研究機関・大学との連携強化も進め、現地人材も活用しながら、国際機関の案件やエンジニアリング分野なども積極的に開拓していく。
企業情報
設立:2008年
資本金:6000万円
従業員:99人
本社:東京都中野区
事業分野:社会開発、地域総合開発、農業農村開発、農産物流通、村落給水、森林保全、流域管理、自然エネルギー利用など
海外拠点:タイ、カナダ
資本金:6000万円
従業員:99人
本社:東京都中野区
事業分野:社会開発、地域総合開発、農業農村開発、農産物流通、村落給水、森林保全、流域管理、自然エネルギー利用など
海外拠点:タイ、カナダ
採用情報
募集職種:開発コンサルタント
募集人数:若干名
募集人材:文系、理系、新卒、中途、修士
社員に聞きました!
小林 維円(こばやし ゆきみつ)さん
技術本部 技術開発部
(東京農業大学大学院農学研究科修了)
<これまでの主な担当プロジェクト>
・イランの乾燥地貧困改善農業農村支援
・ウガンダ中央部・東部の灌漑地区開発計画
・ウズベキスタン農業セクター情報収集・調査
ジブチの砂漠緑化活動を知って農大を志望
学生時代
農業土木が大学時代の専攻でした。学部時代から途上国をフィールドに農地での水循環について取り組む研究室に所属し、その縁でエチオピアに1カ月半ほど行ったことがあります。現地の食事になじめず大変だったのですが、政府開発援助(ODA)の現場を体験し、技術協力プロジェクトの専門家の仕事を間近で見たことが、開発コンサルタントを志望するきっかけになりました。
青年海外協力隊の短期派遣でエチオピアへ
NTCインターナショナル入社。初の案件としてイランの開発調査に参画
入社後
入社して数週間の研修を受けた後、すぐ実務に就きました。そこで関わったのがイランの乾燥地域の農村開発で、まずプロポーザル作成の手伝いをしました。それから間もなく現地に赴いたのですが、文化や習慣の違う中でどうやって調査を進めるか、上司や先輩に教えてもらいながら業務調整を担いました。この経験が仕事の基礎になったと思います。
GISを活用した調査事業を担う
20代後半
技術的な業務を初めて任されたのが、農林水産省の補助事業として、開発途上国で地理情報システム(GIS)を活用した調査手法を検討する仕事でした。GISは大学で習った程度だったので、改めて勉強し直しましたが、実際の活用方法までつなげられたのは良かったですね。自分の専門性を広げる機会にもなり、当社としても調査手法の拡大を図れたのではないかと思います。
タンザニアで初の短期専門家業務
印象深いプロジェクトや業務は?
大学で勉強した気象水文分野のプロジェクトが印象に残っています。そのひとつがウガンダの灌漑地区開発計画です。大学では小規模な農地の水循環を扱っていましたが、開発調査となると規模が大きく、この時は水源の上流から末端まで調査し、流域全体を対象としたスケールでの仕事を経験しました。現地の技術者と一緒に川の中に入って測量作業をしたり、既存データと突き合わせたりという作業に取り組みましたが、技術を伝えて共に成長できるのはうれしい経験でした。自分自身も経験豊富な先輩技術者から多くのことを学べたプロジェクトでした。
この仕事を目指す読者へ一言
対象国や対象テーマによって、毎回新しい工夫が求められる仕事ですが、その分、たくさんの刺激や発見があります。現地の人々の反応を間近で感じられるのも、やりがいにつながります。現地では柔軟性やコミュニケーション力、体力や気力が必要ですが、自分の専門性を実地に活用できる面白さや手応えを必ず感じられる仕事です。
<Company Data>
NTCインターナショナル(株)
代表者 代表取締役社長 岩本彰
〒164-8721 東京都中野区本町1-32-2ハーモニータワー18階
TEL 03-5354-3621 Email ntci@ntc-i.co.jp
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