パシフィックコンサルタンツ ㈱

・企業情報　

設立：1954年（創立は1951年）
資本金：4億9,000万円
従業員：1,808人
本社：東京都千代田区
海外拠点：シンガポール、インドネシア、中国
事業分野：民間セクター、都市開発、防災、ICT、インフラ、資源・エネルギー、水と衛生、環境・気候変動、ガバナンス・法制度、貧困削減、平和構築、文化・スポーツ、教育、保健・医療、水産、農業・農村開発
 
インフラの全工程を手掛け近年は鉄道整備で実績

パシフィックコンサルタンツ株式会社は、インフラ建設の調査から設計、施工監理まで全工程を手掛ける。政府開発援助（ODA）に加えて多様な民間ニーズを取り込み、新興国などでのプロジェクトを担うグローバル事業本部は近年、特にインドネシア幹線鉄道やフィリピン都市鉄道など、鉄道整備で実績を上げている。豊富な国内実績と豊かな社会づくりへの気概が魅力だ。

・求める人物像　

募集職種：技術コンサルタント、営業、経営管理
募集人数：50人
 
鉄道分野の人材を募集中予想外に対応できる力を

鉄道整備事業の拡大に伴い、構造分野の設計技術者を積極採用中。また、JICAや民間の業務をリードできる人材を歓迎します。開発途上国では事業が計画通りに進まないこともあるため、予想外の事態に柔軟かつ前向きに対応できる力や、異文化環境を楽しめる明るさも必要です。

 
わが社のビジョン
海外の有力パートナーと連携海外・民間から受注拡大目指す

海外パートナーと提携し、アジア企業のコスト競争力、欧米型のノウハウ、日本企業の信用力を組み合わせて、海外政府機関や民間企業からの受注を増やしていきます。交通、防災、エネルギーが主軸です。

国際協力業界を 目指す人へ
技術を通じて世界平和を熱い思いを大切に

1951年、「太平洋をまたにかけ、技術で世界平和に貢献したい」との理念の下に創業した当社は、今もその想いを受け継いでいます。専門性と対話力に加えて、熱い想いを持った方をお待ちしています。

　キャリアパス　

・東北大学経済学部卒業　同大学院修士課程進学
　↓
・ターニングポイント
JICAインターンシップに参加　マラウイで約６週間、農業・植林案件の事業評価を経験
　↓
・2014年　東北大学博士課程修了　パシフィックコンサルタンツ入社
　↓
・現在　民間企業の海外展開など支援業務に従事
 
 

タイ国工業団地スマートコミュニティ運営事業準備調査（PPPインフラ事業）

・国際協力機構（JICA）の協力準備調査案件
・タイ国ラヨン県の工業団地内の省エネ事業の実現可能性を検討
・関連法調査や事業計画策定、リスク分析、ヒアリングなどを実施
 

　　私は2015年からJICA「タイ国工業団地スマートコミュニティ運営事業準備調査」に携わりました。これは、工業団地内の省エネルギー化やエネルギー利用の効率化、周辺環境改善への貢献などを目指すもので、官民連携（PPP）事業としての実施可能性を検討すべく、当社が事業詳細計画の策定などを担いました。私の担当は、現地政府及び立地企業との事業化に向けた交渉全般で、資料作成やプレゼン、相手との調整などでした。高度な英語力が求められる上、当時はまだ入社２年目でしたので、初めて経験する業務が多く、苦戦したことを覚えています。　その一方で、幅広い関係者との密なコミュニケーションが求められるこの案件からは、コンサルティングという仕事の本質を学びました。私たちが提供するコンサルティングとは、報告書の作成ではなく、その過程で発注者や相手国の意向に真摯に耳を傾け、相手が抱える課題を一緒に解決しながら、彼らが求めるものや仕組みを作るサポートなのだと思います。PPP事業の実現可能性を検討する中で、ビジネスが途上国の開発課題解決に与える好影響など、民間事業の国際協力における意義を実感できたことも有意義でした。