㈱毛利建築設計事務所

 

・企業情報 

設立:1957年
資本金:7,000万円
従業員:35人
本社:東京都中央区
海外拠点:フィリピン(マニラ)、ラオス(ビエンチャン)
事業分野:防災、文化・スポーツ、教育、保健・医療
 
公共建築の設計・監理に加え教育計画・調査などのソフト分野も

同社は1970年代から政府開発援助業務を手がけ、主に教育施設など公共性の高い建築物の建築設計・監理業務や防災、復興支援分野などに加えて、教育計画や各種調査業務にも従事し、ハードとソフトの両面から包括的に開発コンサルティング業務を行っている。学校建設において、生徒や教職員、保護者、地域住民などもステークホルダーとして捉え、社会のニーズを的確に捉えた学校づくりを目指しているのが特徴だ。

 

・求める人物像 

募集職種:建築技術者、海外社会開発コンサルタント
募集人数:若干名
 
柔軟な発想を持ち試行錯誤をいとわない人

長く使われる学校を作るためには、クライアントである現地社会のニーズを把握してそれに沿った計画を立て、建設すると同時に、運営の支援も必要です。柔軟な発想とコミュニケーション力を備え、課題解決のために試行錯誤をいとわない人、もしくはそうした人物像を目指す意思のある人を求めます。

 
 

社長から一言! 代表取締役社長 毛利 信弘氏
 

 
わが社のビジョン
建築は人々の生活の基礎その経験を新分野にも

当社は創設から60余年間、学校建設を中心に建築事業を実現してきました。今後も世界に「学び舎」を届け続けるとともに、防災、復興支援や保健医療、人材育成の各分野にも力を入れていきます。

国際協力業界を 目指す人へ
制約の多い環境で知恵を絞って地域に貢献

この仕事は、制約の多い環境の中で、デザインの工夫など知恵を絞る面白さがあります。自分が建てた学校で子どもが笑っていたり、災害時の避難所として活用されたりすると、やりがいを実感できます。

 

 

社員インタビュー 社会開発プロジェクト室 髙橋 美奈子さん
 

 
 

 キャリアパス 

・大学卒業後、商社に2年勤務
 ↓
・米国の大学院へ留学 
在学中、国連開発計画でインターン
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・ターニングポイント
青年海外協力隊に参加パキスタンでスラムの女性に公衆衛生を指導
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・帰国後、毛利建築設計事務所に就職
 
 

マリ共和国第4次小学校建設計画

・初等教育就学率の向上を目指し、首都周辺に39の小学校を建設
・ソフトコンポーネントとしてトイレなどの施設の使い方指導を実施
・治安状況悪化による事業の中断を乗り越え、計画を練り直す
 

 私は政府開発援助による学校建設プロジェクトにおいて、相手国からの要請の妥当性の調査や、学校施設の維持管理のための指導などを担当しています。 開発コンサルタントという仕事を知ったのは就職活動中です。青年海外協力隊の任地パキスタンから帰国後、国際協力キャリアフェアで当社の求人を目にし、ソフト系の人材も募集していることを知りました。その後、協力隊のキャリア支援の相談窓口に行ったところ、窓口の人が「毛利の人を知っている」と連絡先を教えてくれたのです。入社後は小中学校建設の案件で、エチオピア、マリ、セネガル、カンボジア、パレスチナなどへ行きました。大学時代の専門はジェンダーや貧困削減といった分野でした。今の仕事は学校の建設を通じて多くの女児に良質な教育を提供するという点で通じています。
 せっかく日本の無償資金協力で建てた学校ですから、きれいに長く使ってほしい。そこで、学校運営を担う人々に対し、メンテナンスの方法も伝えています。 以前の私は、途上国の暮らしはさぞ大変だろうと考えていました。でも実際に行ってみると印象が変わります。専門性を持つのはもちろん、好きなことの延長上で働けるといいですね。

 

Company Data
住所:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-2-13 アドバンテック日本橋ビル
TEL:03-3281-8639
Mail:mohriaa@mohri-aa.co.jp
HP:http://www.mohri-aa.co.jp/

 

『国際協力キャリアガイド2018-2019』掲載
『国際協力キャリアガイド2017―2018』の㈱毛利建築設計事務所はこちら

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