日本テクノ㈱

高架タンクの完成時によろこび集う村の人たち

企業情報
 

設立:1976年
資本金:8,600万円
従業員:40人
本社:東京都中央区
事業分野:水と衛生、貧困削減、ジェンダー、保健・医療
募集職種:テクニカルスタッフ(エンジニアリング系専門職、社会科学専門職)
募集人数:若干名
住所:〒104-0054 東京都中央区勝どき3-12-1 フォアフロントタワー7階
TEL:03-6703-0510
Mail:jat-tyo@jat.co.jp

HP:http://www.ntc-i.co.jp/

 
開発途上国の水問題に挑む

 日本テクノは1976年の設立以来、政府開発援助(ODA)を通じて開発途上国の地方給水、衛生改善にソフト
とハードの両面から取り組んできた。 同社がかかわった給水事業の対象国はアフリカ、中近東、アジア、中南米など50カ国以上にわたり、援助機関や各国政府機関が主なクライアントだ。事業対象国の中でもセネガルやガンビア、ザンビア、イエメン、パキスタンなどでは、日本による給水分野の支援が始まった当初から一貫して事業に参画しており、高いプレゼンスと信頼を得ている。同社は2015年に、国内上下水道分野でトップクラスの実績を持つ日本水工設計株式会社のグループ企業となった。これを契機として、近年では都市の上下水道分野の事業にもより積極的に取り組んでいる。途上国の水にかかわる事業は、地方部で小規模かつ比較的シンプルな施設を整備する案件から、都市部で大規模かつ高度な施設を整備する案件へとシフトしている。水、衛生、環境分野のノウハウを持つ同社の活躍の場はいっそう広がっている。

水を対象に多様なアプローチで

 「世界中でさらに深刻化する水分野の課題に取り組み、公的資金だけでなく、民間投資を含む多様なスキームによる開発事業に対して、高い専門性と新しい発想によるコンサルティングサービスの提供を目指します」と同社の幹部はビジョンを語る。また採用については、「専門性を伸ばしていける素地を持った人を求めています。中途採用が中心ですが、若い人も採用しています」と述べる。通年採用を行っている同社では、随時応募を受けつけている。

 

●社員の声 管理本部業務部プロジェクト管理課 吉田 泉さん

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私のキャリアパス

大阪大学人間科学部を卒業

総合化学メーカーに入社

青年海外協力隊(職種:村落開発普及員)でセネガルへ

開発コンサルティング企業に入社

日本テクノに入社

 
不便なところに届く仕事にかかわり続けたい

 大学で緊急人道支援についての講演を聞いたことから、国際協力の仕事を目指し始めました。それまで専門的な技能を持たなければ国際協力の世界で活躍の場はないと思っていましたが、その講演が、文系でもできることがあると知るきっかけでした。大学卒業後、マラリア防虫蚊帳のBOPビジネスを行う総合化学メーカーに就職しました。その事業部の方のお話を伺う機会があって、まず現地を知りたいと思い立ち、青年海外協力隊としてセネガルで活動しました。水道も電気もない村の人といろいろな話をし、一緒に活動をする中で、こういう生活を楽にできる仕事をしたいと思い始めました。帰国後、開発コンサルティング企業で業務調整などを経験させていただいたのち、今の会社に入社しました。プロジェクト管理の仕事は奥が深く、これからは未経験の仕事も自ら調べ、考えながら進めていきたいです。

青年海外協力隊で行った国に再訪できた

 当社で、私の所属するプロジェクト管理課は、プロジェクト発掘・受注から完了まで、案件担当を割り振って一気通貫でフォローしています。契約書や各種証明書、精算、チーム内や対外との調整や進捗管理、成果品のチェック、語学力を活かした海外との窓口業務など守備範囲は多岐にわたります。私は入社後、無償資金協力事業「セネガル国農村地域における安全な水の供給と衛生環境改善計画」で、プロジェクト業務担当として日本でバックアップを行いました。写真のような給水施設の建設や、学校や病院にトイレと手洗い場をつくるプロジェクトです。青年海外協力隊で派遣された地域に、今度は仕事でかかわることができてうれしかったです。この仕事では、段取り力やコミュニケーション力が日々鍛えられています。これからは、英語と仏語を活かして国際機関のプロジェクト管理にも挑戦していきたいです。

『国際協力キャリアガイド2019-2020』掲載
『国際協力キャリアガイド2018―2019』はこちら
『国際協力キャリアガイド2017―2018』はこちら

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