国際協力業界で活躍するために “必要なスキル” とは?

 
「いつか、国際協力の仕事がしたい・・・」と考えている方へ、「いつか」を「今から」に変えるためために、国際協力業界に求められるスキルについて、国際開発ジャーナルスタッフがまとめました!!
 

➀ 修士号の取得

 国際協力に関する求人を探している人は、「修士号以上」「大学院修了」という条件をよく目にするのではないでしょうか。
「なぜ、学士ではなく修士が必要なの…?」と感じた人もいるかもしれません。多くの企業や国際機関、団体が修士号を求める理由は、業務において「専門性」を求めているからです。
国際協力と一言で言っても、その内容は多岐にわたります。
分野だけでも教育、農村開発、保健医療、インフラ整備、エネルギー、防災…などさまざまな分野で開発途上国に支援を行っています。そうした国々の現場で支援に携わる人材は、相手国のカウンターパートに対し支援ができるだけの専門的な知識や経験が求められる場面が多いことから、全世界的にも共通している “専門性の証” として「修士号」以上の学位が必要になってきます。
また、最近では相手国のカウンターパートが「博士号」をもっていることも普通になってきました(汗)
では、大学院では何をしているのか。
大学院では、自分自身が感覚的に疑問をいただいている事象(それまでの業務の中や国際協力の関心事から)について、指導教官の助言を得ながら仮説を立て、調査に基づくデータや過去の文献からひも解くなどし、その結果から自分が立てた仮説が正しいのか違うのかなど、一定の結論を導き出します。この過程で培ったスキルは、国際協力の仕事にも大いに役立てられます。「相手国の課題は何か」「真のニーズは何か」「この解決策で本当に正しいのだろうか」など、国際協力の現場において、そこに存在する社会課題を見つめる視点から調査・分析そして解決策の策定・実行など、あらゆる面で生きてきます。
しかしながら、「修士号があれば何でもいい!」というわけではありません。自分が国際協力の何がしたいのか見つめ直し、将来の目標に合った専門性が身に着けられる大学院に進学することをおすすめします。
 

➁ 実務経験

 こちらの条件も国際協力に関する求人を探している人は、よく目にするのではないでしょうか。「○○分野での実務経験3年以上」など即戦力を求める企業・団体は多いです。それでは、「1歩目の実務経験はどこで積めばいいの?」と感じる方も多いかと思います。
これは必ずしも途上国でのある分野での活動経験がなければいけないというわけではなく、国内での民間企業での経験であっても関連性があれば、実務経験としてアピールできることもあります。例えば、農業系のコンサルタントとして現地で活躍されている方は、以前は農機具のメーカーで海外営業をされた経験を持っていました。国際協力のキャリアはなかなか一足飛びでゴールにたどり着くことは難しいですが、目標に向かってキャリア形成の計画を立てあきらめず、地道に一つずつ自身の強みを作っていくことが一番の近道ではないでしょうか。
 
そこで、自身のキャリア計画を立てるのにあたり、国際協力業界にはどんな仕事があるのか、それぞれが求める人材像などを直接聞くことができるのが「国際協力キャリアフェア2021」です!国際機関、政府機関、開発コンサルタント企業、NGO、大学院とさまざまなアクターが一堂に会するこのイベントで、自身の国際協力のキャリア目標を描いてみませんか?
 
皆様のご参加お待ちしております!
 
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