「大妻女子大学」
千代田キャンパスでは学内で英会話講座が受けられる「課外英語力強化プログラム」を、多摩キャンパスではネイティブスピーカーが授業を行う英語教育プログラム「TEP」を実施するなど、国際性を強化する取り組みも進める。また、より多くの学生にグローバルな視野を持ってもらえるよう、学内で外部の団体による講演やシンポジウムを開催する他、学生による「TABLE FOR TWO」や「Meals4Refugees」などの活動も盛んだという。2021年4月には、多文化・自文化への理解を深め、世界市民としての意識を高めるべく、国連と世界の高等教育機関を結ぶパートナーシップ「国連アカデミック・インパクト(UNAI)」に加わった。日本国内の女子大学としては5校目となる。積極的に学びながら多様性を理解し、さまざまな人と協働できる能力を磨く上で、サポート体制の充実は大きな魅力といえる。
先生に聞きました!
国際センター 准教授 伊藤 みちる先生
専門であるカリブ海地域を軸に世界の歴史を俯瞰かんする「世界の歴史と文化」の他、「地域と文化」「言語と文化」を担当しています。これらは全学部の共通科目ということもあり、例えば食物学科なら英国の植民地となっていた国々の現在の食、被服学科なら労働者としてカリブ海地域にやってきた人々の民族衣装の変遷など、学生たちが関心を抱く切り口も幅広く取り入れ、世界を見る上で多角的な視点を育むきっかけになればと考えています。本学は女子大学で5校目となる国連アカデミック・インパクトの参加校であり、海外研修・留学プログラムの提供・サポートなどを行う国際センターが設置されている点も大きな特徴だと思います。本学には一人一人の違いを認め、尊重する文化が醸成されています。現場に行きたい人、現地のバックアップとして働きたい人、さまざまな立場で関わる国際協力について学べ、就職先を考えることのできる大学ではないかと思います。
学生さんに聞きました!
文学部英語英文学科 4年 長野 汐里さん
外国人居住者の多い地域で生まれ育ったこともあり、小学生ぐらいから漠然と「将来は、英語を使ったり海外に携わったりする仕事をしたい」と考えていて、社会科の授業で知った国連の仕事に関心を持っていました。大妻女子大学は母の母校というつながりもあり、パンフレットを取り寄せました。大学2年生のうちに留学したいという気持ちが強かったので、留学プログラムや英語の音声学に特化したカリキュラムが充実していた点に魅力を感じました。個別相談会に参加した際、さまざまな国に提携校があることや留学プログラムをサポートする国際センターがあることを知り、母からも親身になって教えてくださる教授が多いと聞いていたので、進学を決めました。1年間の留学プログラムに参加したオーストラリアでアジア系オーストラリア人の学生たちと出会ったことがきっかけで、英語母語話者に対する偏った認識をテーマに卒業論文をまとめる予定です。教授や職員の方々が親身に対応してくださるのも大妻の魅力だと思います。留学プログラムに参加した時も、国際センターの職員の方が細かい部分まで丁寧にエージェントに確認してくださったので、海外経験のない私も安心して出発することができました。卒業後は国際物流企業に入社する予定です。インフラ整備のサポートを通じて地域が豊かになる一助になれたらうれしいです。
(本内容は、取材当時の情報です)
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