「関西学院大学/大学院 学部副専攻「国連・外交プログラム」大学院副専攻「国連・外交コース」」
先生に聞きました!
総合政策学部 教授 国連・外交関連プログラム室副室長 西野 桂子先生
私の専門は国際協力論などですが、特に「ジェンダーと開発」「プロジェクト評価」について学びを提供しています。教員になる前は、国連児童基金(UNICEF)のダッカ事務所と本部に勤務した後、開発コンサルタントとして、政府開発援助事業の調査、評価、マネジメントにも従事しました。国連・外交コースの教員は国連開発計画(UNDP)やUNICEFなど、国連機関・組織に勤務した人がほとんど。国連で働くということは、いち日本人という立場を超えて、各国政府と対等な立場で接することになります。それだけ責任ある立場であることの表れだと感じますし、学生にも伝えています。 大学には、学部の3回生から大学院に進学できる制度もあり、5年間で学部と修士課程を終えることもできます。大学院の研究科に属しながら副専攻として本コースを履修するのは、無料ですし、二つの視点から学びを得られます。ある意味「1粒で2度おいしい」のではないかと思います。本コースの授業はすべて英語で行われるので、英語力が伸びますよ。
学生さんに聞きました!
大学院総合政策研究科2年 中根 杏さん
高校時代に国際公務員のことを知り、国際協力を学ぶため関西学院大学に入学しました。早期卒業(3年卒業)制度を知ったのは2回生の時。就職か進学か迷った末、同制度を利用して大学院に進み、国連・外交コースを履修しています。学部から引き続きフィリピンの森林政策を研究テーマとしています。祖父母が木工所を営んでいる関係で、森林破壊など環境問題に関心を持つようになりました。フィリピンでは住民による森林管理が先駆的に行われていたのですが、現状はうまくいっていません。修士論文では、いかに住民参加と森林保全を両立させていくかについてまとめたいと思います。本コースは充実した教育を無料で受けることができるため、入学前から履修しようと思っていました。元国連職員・外交官の先生方の支援も手厚く、関学に入って良かったと心から思います。また、コロナ禍で授業は主にオンラインですが、留学生が世界各国から集っているため多様性を感じながら受けています。特に、授業のプレゼンテーションの際に、日本人学生とは違う留学生の発表方法や視点に刺激を受けます。英語力は特に書く力が伸びた気がします。本コースの課題は英語でレポート1枚にまとめる形式が多いため、自分の言いたいことをわかりやすく伝える力も付きました。修了後は企業へ就職し、ビジネスの視点から社会課題の解決に貢献したいと思います。
(本内容は、取材当時の情報です)
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