「杏林大学/大学院 総合政策学部/国際協力研究科」
先生に聞きました!
国際協力研究科総合政策学部 准教授 三浦 秀之先生
大学院では「国際政治経済特論」「地域研究特論」という講義を担当しています。学生には学部から直接進学してきた人の他、留学生や社会人経験を持つ人、社会人も少なくありません。授業形式の講義以外に、最新の論文の輪読討論を行うものもあり、私自身、毎回新しい刺激を受けています。本研究科の大きな特徴は、何といっても幅広い分野の専門家が在籍していることです。私は主に経済の視点から国際協力を研究していますが、医療の専門家、金融の専門家の他、国連や国際機構での実務経験から国際協力を研究している先生もいます。特に医学部を持つのが本学の大きな強みで、医療を通じた国際協力を目指す方にも実践的で充実した学びが提供できます。今後の大学院の在り方として、社会のニーズと専門性の高い学びをマッチさせていくことが非常に重要です。今後は研究科を越えた交流を実現させたり、地域との関わりをより密接にしたりする他、海外大学との連携、海外フィールドワークの充実などにも取り組んでいきたいと考えています。
学生さんに聞きました!
総合政策学部 総合政策学科4年 窪田 淳さん
本学の総合政策学部に進学したのは、1年次に法律や経済、政治、国際関係など幅広い分野を学び、2年次以降に自分の興味のある分野を選んで研究できるという点に惹かれたからです。国際協力に興味を持ったのは、1年生の春休みにインドとネパールを旅行して貧富の差の大きさに衝撃を受けたのがきっかけでした。物乞いをする人を見て、どうしてこんな状況が起こるのかを知り、根本的に解決するための方法を学びたいと考えるようになりました。卒業後は大学院に進学するつもりです。自分はまだまだ知らないことが多いこと、国際協力の分野で働くには修士号が必須だと感じたことから決心しました。現在は「国際協力の意義」をテーマに卒論に取り組んでいます。今後も国際協力について研究をしていく前に、大学生のうちにどうして国際協力が必要なのかを自分の中で明確にしておきたいと考えたからです。将来的には、日本で人材不足が深刻な介護分野と途上国の人材を結び、雇用を創出するようなことができればと思っています。本学の一番の良さは先生方と学生の距離が近いことだと思います。例えば自分が英語力不足で困っていたら、指導教官ではない英語の先生が自分のゼミに参加させてくれます。進路や研究などいろいろな相談に親身に応じてくれたり、柔軟な対応をしてくれたりする先生が多いことにとても感謝しています
(本内容は、取材当時の情報です)
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