地域に根差して世界とつながる
<三重大学>


三重大学大学院 生物資源学研究科:資源循環学専攻/共生環境学専攻/生物圏生命科学専攻


 三重大学生物資源学部は1987年に農学と水産学を統合し、新たな「生物資源学」という学問領域を標榜して発足した。大学院の生物資源学研究科は、農業や水産業が盛んなこの地域の特性を生かして地元の人々と連携し、地場産業の発展に寄与しながら研究活動を展開してきた。

 同研究科は資源循環学、共生環境学、生物圏生命科学の3専攻で構成され、各専攻がそれぞれ3つの講座を持つ。そこに配置された個々の研究分野は、分子レベルから地球環境レベルまで、自然科学だけでなく経済・社会的側面も含めて、生物資源を取り巻くすべての領域を網羅する。

 三重大学は30数ヵ国の100 を超える大学と交流協定を結び、国際教育プログラムとして留学を支援するなど、全学的に積極的な国際・学術交流を実践している。

 農水産業の振興は開発途上国に深く関わることから、生物資源学研究科もアジアの大学を中心に30以上の大学と協定を結び、学術交流を行っている。特にインドネシアの2大学と全国的にも珍しい修士課程の英語によるダブルディグリー取得プログラムを運営し、両国の学術・教育交流の先駆的モデルとなっている。現時点では同プログラムにはインドネシアからの留学生だけが参加しているが、今後は日本人学生を募集して現地に派遣するなど、双方向の学術交流を深化させていく方針だ。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載
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