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東アジアの高度な政策分析能力を学ぶ
新潟県立大学大学院本研究科では、東アジア交流圏の玄関口である新潟の地で、国際社会に関するさまざまな分野において高いレベルの教育・研究実績を有する教授陣の下で学ぶことができる。国際社会、特に地域性を生かして東アジアに関する高度な知識と政策分析能力を持ち、英語によるコミュニケーション能力を備えた人材の養成を目指している。
アカデミック・プログラムは国際社会分析のための基本的な概念や理論を学ぶ「国際社会研究科目群」、国家間関係の比較から地域システムを分析する基礎を学ぶ「地域国際関係研究科目群」、政治や経済、社会などの側面から東アジア各国の詳細な分析に焦点を当てる「地域(各国)研究科目群」の3つの領域から成り立つ。これらの科目群を横断する「研究基礎科目群」も配置し、国際社会、地域のいずれを研究する場合にも必要となる知識、理論について修得できるだけでなく、統計的データの処理や分析の技法の修得も目的としている。英語で行われる授業も多く、英語のみでの履修で学位取得が可能となっている。
本研究科では、フィリピンのフィリピン大学ロスバニョス校大学院およびデラサール大学大学院と交換留学制度を有しており、両大学院の修士課程に留学し、国際開発等を研究することができる点も魅力だ。
学生の声
日中英の語学力を生かし、卒業後も新潟で国際交流を盛り上げたい
Q.この大学院を選んだ理由は?
A.多国籍な教授陣と人気の高い研究科
アニメをきっかけに日本に興味を持ち、中国の大学では日本経済を学びました。日中関係、特に経済関係に関心を持ち、インターネットで情報を集めたところ、この大学にはさまざまな国の教員が在籍し、人気が高いことを知り留学しようと決めました。
Q.ゼミ・研究室の雰囲気は?
A.学友たちとの交流もよい学びに
研究室では、指導教員に学習面から生活面までていねいにサポートをしてもらっています。研究室内には各院生の机があり、いつでも自由に勉強することができます。研究室内の図書コーナーは書籍が充実しており、学友たちとのディスカッションもできます。
Q.研究テーマは?
A.江蘇省の経済や日中の経済関係
中国でも一番経済発展が著しく日本との関係も密接な江蘇省の経済や日中の経済関係を研究しています。特に「産業連関表」を用いて「どの産業がその地域にとって最善か」を分析するのが研究の中心です。母国の経済発展、日本への影響などを多角的に掘り下げています。
Q.卒業後の進路は?
A.観光で国際交流を盛り上げたい
日本のホテル業界で働きたいと思い、現在就活中です。新潟、特に佐渡島は中国人にも人気のある観光地です。大学の「英語プレゼンテーション」の授業で実践的な英語力を身に付けたので、日中英の語学力を生かし、観光を通した国際交流を盛り上げていきたいと思っています。
Q.大学・大学院の魅力は?
A.きめ細かい指導やキャンパスの美しさ
日本語の他、英語だけでも修士号が取得でき、外国人留学生への配慮が行き届いた大学院だと感じます。教員1人に対し学生2、3人という授業もあり、指導がきめ細やかです。キャンパスが美しく、あらゆる場所に「学問と研究のための雰囲気」が漂うのも魅力です。
先生から
専門性と多様性を兼ね備えた教員をそろえる
本研究科の魅力は、専門性と多様性の両方を兼ね備えていることです。教員は各分野のプロで、長年の研究や調査の実績から深くて独自の知見を持っています。外国人教員が多く在籍し、海外留学や実務経験など多様なバックグラウンドがあるため、知的好奇心が刺激されると思います。
学校情報
新潟県立大学
取得可能な学位:修士(国際地域学)
定員:10人
学費:入学金14万1,000円(県内者※)、28面2,000円、(県内者以外の者)、授業料53万5,800円(年間)
※本人またはその配偶者もしくは1親等の親族が、入学する日の1年以上前から引き続いて新潟県内に居住している(住民票がある)者。
奨学金情報
1、2年次各2名に、大学院独自の年間22万5,000円の給付型奨学金あり
入学試験方法
●推薦入試:英語、口頭試問(面接)※在学大学(出身大学)などの指導員の推薦が必要
●一般選抜:専門試験(筆記)、英語、口頭試問(面接)
●社会人特別選抜:専門試験(事前提出型小論文)、英語、口頭試問(面接)
●外国人留学生特別選抜:門試験(事前提出型小論文)、英語、口頭試問(面接)
『国際協力キャリアガイド23-24』掲載
(本内容は、取材当時の情報です)