日本福祉大学大学院 (通信教育)
国際社会開発研究科 国際社会開発専攻 修士課程
福祉社会開発研究科 国際社会開発専攻 博士課程

大学院情報 通信制の大学院。インターネット環境があれば世界中どこでも学べる 多彩な経歴の講師陣や院生同士の交流が研究との相乗効果を発揮 青年海外協力隊など、海外での1年以上の開発実践経験を単位認定する仕組みも   取得可能な学位:修士(開発学)、博士(開発学) 定員:修士25人、博士4人 学費:710,140円(初年度。入学金など含む) 開講形態:通信制(修士課程はスクーリングあり) 奨学金:あり 〒460-0012 名古屋市中区千代田5-22-35 Tel:052-242-3050  

 ここがポイント 

開発現場の専門家を育てる

 国際社会開発研究科は、国際開発や地域福祉の現場で住民に寄り添って長期的な視点で活動を組み立て成果につなげられる人や、多角的な視野を持てる人の育成を目指している。最大の特長は、インターネット環境があれば世界中どこにいても学べること。科目ごとのWEB掲示板では、テキストに基づく学習に加え、院生同士の経験の共有や現場に根ざした実践的な議論が行われる。修士論文についても1年次から所属ゼミの掲示板で議論を深める一方、面談による研究指導も重視している。国内外で行われるスクーリングではフィールドワークに重きを置き、日本、フィリピン、インドのうち2カ国を訪れて課題解決の現場に触れる。在学生は、国際協力機構の専門家や青年海外協力隊経験者、国際機関、NGO職員など世界各地の開発現場で活躍する人に加えて、医療や福祉、教育、行政といった国内の各分野で働く人など、多様なバックグラウンドを持つ。働きながらの学びは、研究成果を現場に反映できる即効性が利点だ。国際機関での活動経験を持つ講師陣に加え、修士・博士課程で計200人以上の修了生と現役院生との交流や研究協力、連携ネットワークを通じて受けられる助言は、幅広い世代の社会人が多く所属する本研究科の魅力と言える。

在学生に聞きました 

木下 晶子さん

国際社会開発研究科 2018年3月修了  

技術協力の現場で役立つ知識を学ぶ

  私は、青年海外協力隊への参加をきっかけに開発分野での仕事を始めました。技術協力プロジェクトの専門家として働く中で、体系的に開発を学びたいと思っていたところ、先輩専門家から本大学院を紹介されたのです。仕事を通じて知り合った方々の中に、本学の修了生が複数いたことも、ここで学ぶ決断を後押ししました。スクーリングでは同級生たちと顔の見える関係を築くことができました。普段は遠く離れている人たちが、さまざまな立場で福祉や開発に情熱を持って学んでいる様子を知ることは、私にとってはよい刺激でした。大学院では学術的な知識だけでなく、多角的な視点からの物事の捉え方、調査方法やその結果の論理的な伝え方など、実践の中で役立つことを多く学びました。現在は、新たな技術協力プロジェクトに従事する予定で準備中です。本大学院で学ぶことで実務者としての引き出しを増やすことができたので、それを生かしていきたいと思っています。

教授陣の声 

吉村 輝彦先生

国際社会開発研究科 教授  

現場レベルの実践を社会変革につなげて

 私のゼミでは、豊かな暮らしを実現していくために、住民主体の地域づくりをどのように進めていくのかを中心に議論しています。現場レベルでの実践を大事にしながら社会変革へとつなげていける人を育てるのが狙いです。 修了生は在籍中から青年海外協力隊員に参加したり、国際機関、在外大使館、コンサルタントなどに進んだりすることもありますし、引き続き職場でキャリアを積む人もいます。研究と実務を両立し、人的ネットワークを生かして、次の一歩を踏み出してください。

『国際協力キャリアガイド2018-19』掲載 2017年のキャリアガイド『日本福祉大学大学院』はこちら

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