＜レックス・インターナショナル＞
地域に寄り添いながら開発方針を探る

　企業情報　
設立：1995年
資本金：1500万円
従業員：28人
本社：東京都千代田区
事業分野：コンサルティング事業（都市・地域開発、農業・農村開発、環境、水資源、マクロ経済、社会開発など）、研修、教育、出版

　採用情報　

募集職種：開発コンサルタント（都市・地域開発、農業・農村開発、環境、水資源、マクロ経済、社会開発、その他）
募集人数：若干名
募集人材：文系、理系、新卒、中途、学士、修士

　社員に聞きました！　

河村 陽二(かわむら　ようじ)さん
コンサルタント事業部
（金沢大学工学部土木建設工学科卒業）

＜これまでの主な担当プロジェクト＞

・ミャンマー南東部の地域総合開発計画
・イラン・ゲシュム島の地域開発計画
・スーダンの水資源管理能力強化プロジェクト

金沢大学に入学。在学中にバックパッカーを経験
　　大学時代　

大学の友人の間でバックパッカーが流行しており、その頃好きだった作家、沢木耕太郎さんの小説『深夜特急』の主人公のような感覚で旅に出ようと思い立ちました。初めは軽い気持ちでしたが、マレーシアでストリートチルドレンや物乞いをする人たちを目の当たりにし、日本とかけ離れた光景に衝撃を受けました。もともと子どもが好きなので、行く先々の子育てや教育環境にも目が行くようになり、開発途上国の子どもたちのための支援をしたいと思うようになりました。

地方自治体（県庁）に就職。土木技術職員として10年間勤務
　　県庁時代　

業務の中心は公共事業全体のマネジメントでした。計画、調査、設計、工事といった一連の流れを把握しながら、全体を調整・管理する力に加え、地元住民との折衝用地交渉を通じてコミュニケーション能力も鍛えられました。10年間働く中で国際協力業界で働く自信が付いたため、転職を決意しました。

橋本強司社長の著書『開発調査というしかけ』に感銘を受けて転職を決意

レックス・インターナショナルに入社
　　現在　

入社して最初に携わることになったミャンマー南東部の地域総合開発計画プロジェクトは、現在、最終段階を迎えています。コミュニティー開発のための、電化、給水、学校建設など約15件のパイロット事業の統括を担当していますが、県庁時代に年間数十件もの公共事業を回していた経験が役立っていると感じます。学校が完成した時の子どもたちが喜んでいた姿は忘れられません。

印象深いプロジェクトや業務は？

これまでに担当したプロジェクトはどれも印象に残っていますし、現場での草の根レベルから国の政策レベルまで幅広い業務に携われることが、この仕事の醍醐味だと感じています。ミャンマー南東部のプロジェクトでは、学校や保健所の建設など地元の人との関わりがある仕事を担当する一方、スーダンでは国内全土における水資源管理能力を強化するという国家戦略に関わるプロジェクトに取り組んでいます。幅広い業務の中で、どの方向に自分の能力を伸ばしていくべきかを考えながら、キャリア形成できることにも面白さを感じています。

この仕事を目指す読者へ一言

子どもは自分が育つ環境を選ぶことができません。全ての子どもに平等な権利を与えるために、親と過ごす、友達と遊ぶ、教育や適切な医療を受ける―これらの環境を整備することが私たちの役割だと思っています。世界では経済的・社会的な格差や、人種間・地域間の格差が存在しま
す。限りある“資源”が適正に配分されておらず、これを少しでも是正することが開発コンサルタントの仕事です。