㈱片平エンジニアリング・インターナショナル

ウガンダ国西ナイル地域での住民聞き取り調査の様子

企業情報
 

設立:1987年
資本金:5000万円
従業員:120人
本社:東京都中央区
海外拠点:フィリピン、ベトナム、スリランカ、カンボジア、東ティモール、ケニア
事業分野:インフラ、民間セクター、都市開発、防災、ICT、資源・エネルギー、環境、気候変動、貧困削減、平和構築
募集職種:開発コンサルタント(交通計画、道路計画/設計、橋梁計画/設計、地域開発、環境社会配慮などの専門家を目指す者)
募集人数:若干名
住所:〒104-0041 東京都中央区新富1-14-1 いちご八丁堀ビル3階
TEL:03-6280-3500
Mail:kei-tokyo@katahira.com
HP:http://www.katahira.com

 
インフラ建設の実績を踏まえソフトも展開

 片平エンジニアリング・インターナショナル(KEI)は、道路・橋梁部門の海外専業コンサルティング企業として1987年に設立。これまでに65カ国、800件以上の政府開発援助(ODA)案件に参画し、国内外の公的機関から高い評価を得ている。マスタープランの作成や協力準備調査から技術移転、人材育成、施工監理まで、道路交通分野のさまざまな側面を手掛けているのが特色だ。KEIは、アジアやアフリカをはじめとする途上国で需要増加が見込まれる分野を想定し、「鉄道事業推進室」を設置。今後は、鉄道部門の強化も今まで以上に取り組む。時代のニーズを的確につかみ、従来のハード中心のコンサルティングからインフラ建設に伴う住民移転や環境配慮など、
フト面も含めたコンサルティングの領域を広げつつある。

豊かな発想と柔軟な対応力を持つ人材を

 さらに、KEIは貧困削減や平和構築、地球温暖化対策など同社にとって新しい分野の課題にも積極的に取り組ん
でいる。業務拡大に伴い、各分野で即戦力となる人材を常に求めているが、経験は少なくても素質のある優秀な人材
を自社で育てていくことにも力を入れている。そのため、新卒者にも門戸を開いており、入社後には研修やOJTを通じて経験豊富な上司から丁寧な指導を受けることができる。世界各国で新しい分野のプロジェクトに挑戦し続けるKEIは、意欲的な人材の応募に期待している。「質を維持する高い能力や専門性、課題を解決する斬新な発想と積極性に加えて、協調性にあふれた人材の確保が不可欠。豊かな発想と柔軟な対応力を持ち、チームとともに働く協調性の高い人を求めています」と代表取締役・三石隆雄さん。

 

●社員の声 開発業務本部 環境社会開発室 馬淵ゆき子ステファニーさん

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私のキャリアパス

上智大学法学部 国際関係法学科を卒業

パリ政治学院へ留学

青年海外協力隊でケニアへ

JICA 企画調査員として コンゴ民主共和国事務所に勤務

片平エンジニアリング・インターナショナルに入社

 
パリの大学院の経験が役立っています

 父がフランス外務省などの派遣により海外勤務していたので、10歳まで海外に住んでいました。ハイチに赴任した際に、途上国における貧困の問題に初めて触れ、国際協力の仕事に興味を持ちました。上智大学で国際法を勉強し、パリの大学院では平和構築について学びました。大学院では、NGOのメンバーやフランス軍将校など多岐の分野にわたる講師がいて、さまざまな視点を学ぶことができました。その後青年海外協力隊でケニアに2年滞在し、メルー・セントラル県のジェンダー・社会開発省の事務所でコミュニティ開発の活動をしました。当社には道路・橋梁のイメージがありますが、私が入社したのはソフト分野の採用を増やしているときでした。環境社会開発室という部署もあり、文系も活躍できる会社だと思います。

コミュニティ開発分野で活躍したい

 一昨年前からフィリピンで「マロロス・クラーク鉄道事業」及び「南北鉄道事業南線」に係る協力準備調査(補完)・詳細設計調査の環境社会配慮業務に従事しています。事業に必要な用地の買収と政府用地内に違法に住んでいる住民の移転計画の作成支援をしています。6月に終了する予定でしたが、調査対象世帯が1万世帯以上に増え、長期化しています。昨年は、1年のうち9カ月間出張していました。自分が作成に携わった住民移転計画案の審査が通って、JICAなどのホームページで公開されたときが一番うれしいですね。今はほかにウガンダで技術協力プロジェクトにも並行してかかわっています。今後は、コミュニティ開発の分野でも、環境社会開発の分野でも経験を積んでいきたいです。

『国際協力キャリアガイド2019-2020』掲載
『国際協力キャリアガイド2018―2019』はこちら
『国際協力キャリアガイド2017―2018』はこちら

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