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インドネシア高速鉄道入札で中国戦略に負けた日本|羅針盤 主幹 荒木光弥

国家負債なしの鉄道建設 インドネシアの首都ジャカルタとスラバヤ(140キロ)を結ぶ「高速鉄道」(新幹線)の大型受注合戦で、日本は中国の戦略的な提案に負けた。日本の対インドネシア援助の歴史を考えると、その衝撃は極めて大きい。 インドネシア側も...
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ODA60年をどう見るか 安定しない政策的使い道 葛藤する「国益」と「国際貢献」|羅針盤 主幹 荒木光弥

日本にとって今年は戦後70周年。うち政府開発援助(ODA)は60周年。国際開発ジャーナルは来年11月で創刊50年。本誌はわが国ODAの栄枯盛衰を見てきたことになる。 さて、ここに掲載しているグラフは、ODAの一般会計予算をベースに60年の軌...
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「成果重視」の契約方式へ 開発コンサルタントの育成を|羅針盤 主幹 荒木光弥

スピードとタイミング もう20年前になるだろうか。ワシントンの米国国際開発庁(USAID)の紹介で、10社近い援助関係の開発系コンサルタント会社のトップとインタビューした。その時、包括的で長期的なコンサルティング契約方式のIQC(Indef...
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円借款のインフラ輸出 総合戦略で国際競争力を|羅針盤 主幹 荒木光弥

いびつな構成 「8:1:1」という表示は、わが国の政府開発援助(ODA)予算規模を表したものである。8とは円借款が全体予算の80%を占めていることを示すもので、日本のODAがいかにいびつな内容になっているかが分かる。残る1とは10%のことで...
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AIIBに潜む中国の戦略 パックス・アメリカーナへの挑戦か|羅針盤 主幹 荒木光弥

シルクロード経済圏構想 過去2年半ほど中断していた第33回の「日中経済知識交流会」が4月16日から2日間、神戸で開催された。この交流会は1980年代に大平正芳首相、稲山嘉寛経団連会長の連携下で、大来佐武郎元外相が日本側の代表窓口になって創設...
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懸念されるインフラ輸出戦略 アジア連携型インフラ戦線のすすめ|羅針盤 主幹 荒木光弥

不人気のSTEP円借款 アジア開発銀行(ADB)の試算によれば、今後10年で8兆ドルというアジアの巨大なインフラ需要が見込まれている。目下、話題沸騰の中国提唱によるアジアインフラ投資銀行(AIIB)も、そのインフラ需要を見込んだものである。...
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