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BRICSに追撃される日本 ODAのあり方が問われている|羅針盤 主幹 荒木光弥

不安な日本の国際的地位 ご承知の新興グループBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の大躍進で国際政治経済における先進国の既得権益が大きく毀損されることが予想される。さらに、BRICSに追従する開発途上国も多い。私たちは目下...
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政府のインフラ輸出戦略 ODAはどう貢献できるのか|羅針盤 主幹 荒木光弥

DAC監視下の円借款 現在、政府開発援助(ODA)最大の政治的課題は、安倍内閣の打ち出している「質の高いインフラ輸出」戦略へどう寄与できるかである。安倍内閣のもう一つの政策「地方創生」には、すでに中小企業海外展開支援でカバーしている。 OD...
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成功か、親日国パラオの環境協力 中小企業海外展開支援“検証”の旅|羅針盤 主幹 荒木光弥

光る小さな技術力 1月下旬、20年ぶりに人口2万ほどのパラオ共和国を訪ねた。天皇・皇后両陛下は昨年4月、戦没者慰霊や平和祈念のために太平洋戦争の玉砕地、パラオのペリリュー島を公式訪問された。その時、パラオ人たちは深い尊敬の念をもって両陛下を...
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インフラ輸出戦略の陥穽 総合コンサルタントの欠落|羅針盤 主幹 荒木光弥

世界の資金移動の激変 資本主義は極致に達しているという。 世界の資金移動を見ても、民間資金が膨張し続けている。たとえば、開発途上国への資金の流れを見ても、今や公的資金は10%程度で、民間資金が大宗を占めている。 日本の場合、公的資金(ODA...
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躍進するわが「内なるASEAN」 日本人のアジア観が問われている|羅針盤 主幹 荒木光弥

運命共同体という意識 謹賀新年 今年は本誌が創刊されて足掛け50年目である。昨年は日本にとって戦後70周年、そして政府開発援助(ODA)開始60周年であった。 本誌は、この半世紀の間に米国とソ連の「東西冷戦」、その冷戦の中で生まれた旧植民地...
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中国に翻弄された2015年 圧巻はアジアインフラ投資銀行|羅針盤 主幹 荒木光弥

南北の潮目が変わった 早くも年末。この1年を振り返ってみると、読者が内容を深く読み取るような、“眼光紙背に徹する記事”を書いてきたかどうか、いささか不安である。 今回は羅針盤の1年間を総括しながら、どういう年であったかを探ってみたい。 今年...
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