羅針盤 混沌のアフリカ大陸 現地適応の「国民国家」を求めて|羅針盤 主幹 荒木光弥 ケニアからの不安な便りケニアの首都ナイロビで、「希望の家」という意味の孤児院マトマイニ・チルドレン・ホームを運営している菊本照子さんからの3月の便りによると、ナイロビの治安は悪化し、日本や欧米からの観光客も少なく、目立っているのは中国人観光... 2017.06.01 羅針盤
羅針盤 中小企業海外展開支援 さらなる制度改善を|羅針盤 主幹 荒木光弥 ASEANへの入口―沖縄3月9日、沖縄を訪ねた。目的は政府開発援助(ODA)の一環として2012年から国際協力機構(JICA)が事業展開している「中小企業海外展開支援」の事業主と懇談し、支援事業の在り方を評価するためであった。沖縄県は12年... 2017.05.01 羅針盤
羅針盤 経済成長が伸び悩む中で求められる「ODA意識革命」|羅針盤 主幹 荒木光弥 インフラ・トップ外交安倍首相のトップセールスは、今や驚きを超えて敬意を表したくなる。2013年から15年までの3年間で98回も外国訪問しているからである。中でも人びとを驚嘆せしめたのは、15年12月の日印首脳会談で、日本の新幹線システムの導... 2017.04.01 羅針盤
羅針盤 “信頼は国の宝” インフラ輸出と円借款|羅針盤 主幹 荒木光弥 先祖返りの円借款(一社)海外コンサルタンツ協会(ECFA)の新年会が1月10日に催された。まず慣例通り、国交省、経産省、外務省の順で関係省の挨拶から始まる。今年は各省ともに口をそろえてインフラ輸出を強調し、その輸出振興にとって政府開発援助(... 2017.03.01 羅針盤
羅針盤 「歌を忘れたカナリヤ」か JICAは本命の人づくりを忘れていませんか|羅針盤 主幹 荒木光弥 インフラとマンパワー国際協力機構(JICA)の円借款部門は、政府のインフラ輸出戦略に応じようと、その有望案件探しに四苦八苦の有り様だ。そのために、にわか仕込みの案件調査を懸命に続けているようだが、有望な案件はそう短兵急には発掘されるものでは... 2017.02.01 羅針盤
羅針盤 米国のトランプ現象は対岸の火事でない グローバル化政策への警鐘か|羅針盤 主幹 荒木光弥 先進国の貧富の格差謹賀新年。今年は米国のトランプ現象を引きずりながらの年明けになった。日本にとってもかなり厳しい新年になりそうだ。それは日本が戦後、自由貿易を国是としてきた“グローバル化政策”に警鐘が鳴らされているからである。トランプ米大統... 2017.01.01 羅針盤