㈱TECインターナショナル

施工監理中のナフタラン下水処理場

企業情報
 

設立:2012年
資本金:6,000万円
従業員:50人
本社:東京都千代田区
海外拠点:インド、ミャンマー、アゼルバイジャン
事業分野:上下水道の調査、設計、工事監理、環境アセスメント、運営維持管理能力向上業務など
募集職種:設計技術者、施工監理技術者
募集人数:若干名
住所:〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-7-1霞ヶ関東急ビル7階
TEL:03-3580-2418
Mail:info@teci.jp
HP:https://recruit.tokyoengicon.co.jp/

 
上下水道・水環境分野で国内外に広い実績

 TECインターナショナル(TECI)は、上下水道・環境分野に特化したコンサルティングサービスにおいて、パイオニアといわれる株式会社東京設計事務所の海外部門が2012年に独立した会社だ。東京設計事務所とTECIを合わせたTECグループには、現在350人ほどが在籍。その半数以上がさまざまな国家資格を持つ水環境技術のプロフェッショナルとして、国内外で活躍している。同グループは、これまで政府開発援助(ODA)を中心に、世界50カ国以上で水環境分野の国際協力に携わってきた。特に、カンボジアや東ティモール、イラン、イラク、南スーダン、シリア、ウクライナなど、紛争や自然災害に見舞われた地域での復興支援の実績が豊富で、緊急性が高いプロジェクトで大きな成果を上げている。

ワークライフバランスを考慮した制度

 2015年にはインド支社、2018年にはミャンマー事務所を開設し、それぞれの周辺諸国をカバーしている。今後もODAに加え、現地政府が発注する案件なども積極的に受注していく方針だ。TECグループには社員のワークライフバランスを考慮し、産休・育休をはじめ在宅勤務やフレックス制など充実した制度がある。新入社員→若手→ 中堅→ プロジェクトマネージャー→管理職といった、キャリアアップの各段階で、スキル習得のための教育訓練プログラムも用意している。同グループが求めるのは、変化する業務に対応できる「柔軟性」に加え、迅速な対応ができる「行動力」と「向上心」を併せ持つ人材だ。「誠実を旨とし、優れた技術者を育て、良い作品を残す」という理念のもと、今後も技術を活かして国際社会へ貢献していく。

 

●社員の声 技術グループ技術第3チーム 藤沼 晋也さん

写真
私のキャリアパス

理工系大学院 土木工学専攻を修了

大手建設会社に入社

青年海外協力隊に参加 ナミビア共和国の地方役場の上下水道課に派遣される

帰国後、TEC インターナショナルに入社

 
日本国内への貢献を見据えた国際協力を

 以前、建設会社に勤めていたとき、青年海外協力隊のパネル展を見かけ、学生時代に国際協力に興味を持っていたことを思い出し、応募したのが国際協力業界に入るきっかけ。協力隊での任地はナミビアです。そこで上下水道の整備に携わったこともあり、帰国後の就職先は水インフラの整備をやっているコンサルタントに絞って探しました。この業界を目指す人は、自分がどのような位置で国際協力をしたいのかをよく考える必要があると思います。私のようにプロジェクトの最前線で仕事をしたいのか、JICAのように計画分野に従事したいのか。国際協力に携わる人たちのキャリアはさまざまです。具体的に将来を描いていない人には、協力隊への参加は将来の進路を考える良い選択肢です。ただ日本もさまざまな課題を抱えているので、国際協力の先に国内協力を目指す人が増えることを期待します。

現地で一人、責任重大だがやりがいも

アゼルバイジャンで実施中の上下水道整備事業に従事しています。5つの都市を対象に上下水道ネットワークと下水処理場をつくるプロジェクトです。常駐の日本人技術者は私一人。エンジニアという立場でプロジェクト管理を行っています。5都市を同時並行で進めているので、毎日が移動の連続です。エンジニアはコントラクターと発注者の間に立ち、両者の意向を取りまとめる重要な役割を担っています。レターのやり取りでプロジェクトの流れを変えることができ、責任重大ですがやりがいも大きいですね。コントラクターはアゼルバイジャンやトルコの企業で、英語はあまり通じません。会議では通訳を雇いますが、私もあいさつや安全に関する現地語は覚えました。現場では言語力よりもコミュニケーション能力の方が重要なんです。

『国際協力キャリアガイド2019-2020』掲載
『国際協力キャリアガイド2018―2019』はこちら
『国際協力キャリアガイド2017―2018』はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました