世界規模の国際交流を積極的に推進
<東海大学>


東海大学 教養学部国際学科


 東海大学は、創立者・松前重義の苦難の人生の中で培われてきた教育に対する情熱と理想を具現化する場として、1942年に創設された。湘南キャンパスの2万2000人の学生のうち留学生が900人を占める国際的な環境だ。海外留学支援プログラムも充実しており、交換留学や語学留学に加え、外資企業の奨学金給付型インターンシップや海外でのリーダー育成研修なども用意している。

 大学院では、国際協力機構(JICA)を通じて留学中の開発途上国の人材の育成にも貢献。他大学に先駆けて学食でハラルメニューを提供するなど、日常的に国際感覚を磨ける環境がある。

 教養学部国際学科は地球規模の課題を理解し、コミュニケーション能力を磨きながら、問題の発掘や解決に向けて行動できる人材の育成を目指している。講義科目は、①国際政治・経済領域、②国際開発・文化領域、③地域研究領域――の3つの領域で展開。2015年度からは「人種・民族・エスニシティ」や「世界文化遺産」「グローバル・キャリア形成」などの新しい科目も開始した。

 同学科の特徴は4年間の少人数ゼミナールだ。1年次は10人前後のクラスで大学生としての勉学作法を学び、その後、学年を上がるごとに卒業論文に向けて研究を深めていく。ディスカッションなど参加型の授業も多い。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載
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