国づくりを担う留学生たちと学ぶ
<山口大学>


山口大学大学院 経済学研究科 公共管理コース


 山口大学は、1815年に長州藩士上田鳳陽(ほうよう)によって創設された私塾「山口講堂」が源流で、東京大学、東北大学に次ぐ3番目に古い国立大学だ。現在では9学部8研究科の基幹総合大学となり、2015年に創基200周年を迎えた。

 2002年に留学生を対象として開設された経済学研究科公共管理コースには、母国で行政官や大学教員などのポストにある留学生が多く在籍し、帰国後は復職して自国の発展に貢献している。毎年10人前後を受け入れており、現在は学部の日本人の学生も共に学ぶ。

 公共管理コースの特徴は、途上国の行政官や国際協力分野を目指す人にとって重要な科目を体系的に、しかも、すべて英語で学べる点だ。必修科目では公共管理論、公共経済論、行政法等の講義があり、その上で、選択科目として経済学と公共政策の両分野にまたがる科目を学ぶ。理論、現状分析、政策を総合的に学ぶことで、公共管理分野のリーダーとなる人材の育成を目指す。

 講義に加えて、多彩な学外研修も大きな魅力だ。中央官庁や国際協力機構(JICA)、税務大学校などで研修を行うほか、県庁や市役所、地元企業を訪問して、実務担当者から公共管理の現場の話を聞くことができる。

 国際協力の仕事や途上国ビジネスなど、海外で活躍することを目指す日本人の学生にとっても、ユニークな学びの場となっている。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載
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