協働の時代に活躍する人材を育てる
<明治大学>


明治大学専門職大学院 ガバナンス研究科(公共政策大学院)


 2004年に設立された明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科。公共政策学の研究・教育を通じて、高度な専門知識と政策立案能力、地域における調整力と問題解決能力、そして国際的な視野を備えた職業人を育成することを目標に掲げている。

 本研究科は現役の政治家や公務員、NGO職員など学生の8割を社会人が占めるため、授業は平日夜間と土曜・休日を利用して開講される。ビデオ録画した授業をインターネット配信で視聴できる授業支援システム「リモート・ラーニング」をほぼ全科目で実施。ポータルサイトも用い、仕事と学業を両立しやすい環境を整えている。日曜・祝日には、多様なフィールドで活躍する学生が集って議論する集中講義が開催されるのも魅力のひとつだ。

 日本の無償資金協力「人材育成奨学計画(JDS)」などを通じて積極的に留学生も受け入れている。平日昼間には、授業や演習をすべて英語で行う「英語コース」が設けられ、留学中の開発途上国政府の若手行政官などが学びを深めている。毎年、留学生と日本人学生が合同で行う「日英授業」が開講されるほか、秋季入学では英語コース一般入学も実施している。

 カリキュラムは、学生の職業や問題意識に合わせて4つのモデルプログラムを設けており、それぞれの関心や目的に応じて自由度の高い履修が可能となっている。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載
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