「東京都市大学/大学院」
先生に聞きました!
都市生活学部 教授 国際開発プロジェクト研究室 沖浦 文彦先生
都市生活学部では2年次後期から2コースに分かれますが、そのうち「国際都市経営コース」では、英語による講義の他、海外ワークショップ、インターンシップなどの機会を積極的に提供したいと考えています。コース分け前の1年次には、TAP参加学生の渡航前に「都市」や「地域」に関連してさまざまな分野で海外で活躍されている方や、国内で在住外国人支援を行う方などにお話しいただき、学生の視野拡大を図ります。TAPから帰国後には専任教員がオムニバス的に登場し、「国際」をキーワードに学生各人が海外との関わりを「自分ごと」とすることも狙っています。本学は、実社会との接点が多いのも魅力の一つ。行政や企業などとの多彩な連携により、新しい課題とその解決策を見つけられる人材の育成を目指しています。日本国内で暮らし、学び、働く人にとっても、グローバルな視点は今後ますます重要になると思われます。こうした観点をベースに、物事の捉え方や対応力を磨くさまざまな機会を提供していきます。
学生さんに聞きました!
都市生活学部 都市生活学科4年 松本 季海芳さん
中学2年生の時に祖母とネパールを訪れた際、路上で物売りをする子どもたちの姿を見て教育支援に興味を持ったのが「国際」を意識するきっかけでした。また、世界遺産の中で寝転がっている人がいたりして、世界遺産に対する日本との意識の違いにも驚きました。地域や文化の違いによる街の雰囲気の違いに関心を抱き、街について学ぶことができる都市生活学部を選びました。東京都市大学の先生は、ランドスケープや建築学、国際協力機構(JICA)など多様なキャリアを持つフレンドリーな方ばかり。研究だけでなく、興味のある取り組みなどを話すと、知識や視野を広げるようなアドバイスや人脈の紹介をしていただけます。2021年7月、マレーシア工科大学での世界遺産の研究計画が文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」に採択されたのですが、学部の先生にアドバイスとマレーシアの研究者の方々をご紹介いただいて実現できました。卒業論文では、世界遺産に登録されている白川郷を対象地として、住民の生活と遺産価値保存の並存について沖浦先生の研究室で学んだプロジェクトマネジメントの視点から評価を行う予定です。世界遺産や遺跡、観光地などについて極めてみたいとの思いがあるので、卒業後は大学院への進学を考えています。将来は、国連教育科学文化機関(UNESCO)などで制度設計などを通じて世界遺産を保護する仕事に携わりたいです。
(本内容は、取材当時の情報です)
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