デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社

カンボジアにて、同社職員が起業家育成案件の研修をしている風景

企業情報
 

設立:2001年
資本金:3億円(2019年5月末日現在)
従業員:868人(2019年6月1日現在)
本社:東京都千代田区
海外拠点:150以上の国と地域にグループのネットワークを有する
事業分野:民間セクター、都市開発、防災、インフラ、資源・エネルギー、水と衛生、環境・気候変動、ガバナンス・法制度、文化・スポーツ、教育、保健・医療
募集職種:国際開発、インフラなどのアドバイザリー業務
募集人数:若干名
住所:〒100-8363 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
TEL:03-6213-1180
Mail:DTFA.koho@tohmatsu.co.jp
HP:www.deloitte.com/jp/dtfa

 
幅広い国際機関のプロジェクトに参画

 デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA)は、世界最大級の専門家集団デロイトの一員だ。DTFAの国際開発アドバイザリー部門は、民間企業の海外展開や事業投資、インフラなど、公共セクターにおける同社の強みを活かし、幅広い国際開発機関のプロジェクトに参画、また現状分析から制度の提案まで幅広いコンサルティングを行っている。近年は、大型インフラ整備の際に、相手国政府に官民連携(PPP)手法の導入やファイナンス面の助言を行うなどのインフラ運営の仕組みづくりから、途上国の起業家支援などの人への支援まで幅広い業務を担っている。 同部門は、ODAを活用しながら、国際開発事業に民間企業、特に日本企業のノウハウや資金を効果的に動員するお手伝いをすることが仕事だ。

柔軟な思考で途上国の発展を描ける人材を

 これにより、国際開発プロジェクトの効果や持続性を高め、途上国の発展と日本企業のビジネスの国際化の両方に貢献する。開発事業に民間活力を取り込む役割を担う同部門では、ビジネスを通じた国際開発を推進しており、政府開発援助(ODA)という既存の国際協力の枠組みにとらわれず、創造性や遊び心を持って、柔軟な思考で途上国の発展や日本企業の海外展開の道筋を描ける国際人材を求めている。国籍は一切問わない。「私たちは誰にも負けない国際貢献の意識を持ちながら、この壮大なビジネスに取り組んでいます。私たちの仲間として、このチャレンジに参加してくれる方をお待ちしています。ダイバーシティとインクルージョンが尊重される、公平で働きやすい環境が当社の魅力です」と、リードパートナー辻本令さんは語る。

 

●社員の声 国際開発アドバイザリー シニアアナリスト 黒澤 千晶さん

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私のキャリアパス

慶應義塾大学・経済学部に進学 カンボジアで教育ボランティアなども行う

卒業後、銀行に就職し法人営業を担当

英国のサセックス大学へ留学し修士号を取得

アジア開発銀行ベトナム事務所のインターンを経て、現在の会社に就職

 
人とのつながりが仕事の幅を広げてくれた

 中学生のときにテレビ番組を見て途上国の人材育成や組織・企業支援にかかわりたいと考えるようになり、学生時代はさまざまな支援の方法やかかわり方を学びました。例えば、大学時代には、カンボジアでの教育ボランティアやファンドレイジングのインターンを経験しました。就職先には銀行を選び、企業の資金回りに対する知識を将来的に途上国の企業支援に活かしたいと考えました。留学後は、アジア開発銀行ベトナム事務所で起業家支援のインターンの機会をいただき、幸運にも現在は希望していた途上国の企業支援にかかわることができています。ここまで来るためには試行錯誤があり、多くの方にアドバイスいただきました。お世話になった方たちのつながり、また大きな軸を持った上でそれぞれ目の前のことにがむしゃらに取り組んだことが、今のやりがいのある仕事につながっていると思っています。

起業家とともに歩む喜びを感じます

 この一年はJICAによるカンボジア起業家育成案件を担当しました。具体的には現地の優秀な起業家を対象として、実際にビジネスを開始するために必要な支援(金融面、ビジネス面)を集中的に提供するプログラムを企画・運営。これはカンボジアで初めての試みであり、企画時には実践的な内容にするため、ビジネスの第一線で活躍する方々に協力を求め、走り回ったことを覚えています。また起業家と日・カ企業間の仲を丁寧に取り持つことで、民間からもサポートが受けられるように意識しました。結果、民間組織からの人材育成支援やCSR事業が決定し、予想以上のスピードの起業家のビジネスの拡大や、ビジネスを通した現地の人々の生活の向上について、起業家から報告をもらえるようになりました。相手国の民間セクター開発、また生活向上に貢献できている実感があり、やりがいもひとしおでした。

『国際協力キャリアガイド2019-2020』掲載
『国際協力キャリアガイド2018―2019』はこちら
『国際協力キャリアガイド2017―2018』はこちら

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