羅針盤

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成功か、親日国パラオの環境協力 中小企業海外展開支援“検証”の旅|羅針盤 主幹 荒木光弥

光る小さな技術力 1月下旬、20年ぶりに人口2万ほどのパラオ共和国を訪ねた。天皇・皇后両陛下は昨年4月、戦没者慰霊や平和祈念のために太平洋戦争の玉砕地、パラオのペリリュー島を公式訪問された。その時、パラオ人たちは深い尊敬の念をもって両陛下を...
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インフラ輸出戦略の陥穽 総合コンサルタントの欠落|羅針盤 主幹 荒木光弥

世界の資金移動の激変 資本主義は極致に達しているという。 世界の資金移動を見ても、民間資金が膨張し続けている。たとえば、開発途上国への資金の流れを見ても、今や公的資金は10%程度で、民間資金が大宗を占めている。 日本の場合、公的資金(ODA...
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躍進するわが「内なるASEAN」 日本人のアジア観が問われている|羅針盤 主幹 荒木光弥

運命共同体という意識 謹賀新年 今年は本誌が創刊されて足掛け50年目である。昨年は日本にとって戦後70周年、そして政府開発援助(ODA)開始60周年であった。 本誌は、この半世紀の間に米国とソ連の「東西冷戦」、その冷戦の中で生まれた旧植民地...
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中国に翻弄された2015年 圧巻はアジアインフラ投資銀行|羅針盤 主幹 荒木光弥

南北の潮目が変わった 早くも年末。この1年を振り返ってみると、読者が内容を深く読み取るような、“眼光紙背に徹する記事”を書いてきたかどうか、いささか不安である。 今回は羅針盤の1年間を総括しながら、どういう年であったかを探ってみたい。 今年...
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インドネシア高速鉄道入札で中国戦略に負けた日本|羅針盤 主幹 荒木光弥

国家負債なしの鉄道建設 インドネシアの首都ジャカルタとスラバヤ(140キロ)を結ぶ「高速鉄道」(新幹線)の大型受注合戦で、日本は中国の戦略的な提案に負けた。日本の対インドネシア援助の歴史を考えると、その衝撃は極めて大きい。 インドネシア側も...
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ODA60年をどう見るか 安定しない政策的使い道 葛藤する「国益」と「国際貢献」|羅針盤 主幹 荒木光弥

日本にとって今年は戦後70周年。うち政府開発援助(ODA)は60周年。国際開発ジャーナルは来年11月で創刊50年。本誌はわが国ODAの栄枯盛衰を見てきたことになる。 さて、ここに掲載しているグラフは、ODAの一般会計予算をベースに60年の軌...
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