岩本琴音さん|海外で働く建設・技術者インタビュー事例集

海外で働く建設・技術者インタビュー事例集

社員インタビュー

Q.この会社を選んだきっかけは?
A.入社面接時に「楽しそうと感じた」
大学では衛生工学を専攻し、上下水道、廃棄物、公害などの勉強をしていました。入社の面接の時に、これらの知見が今後、途上国で必要になると言われ、もともと環境汚染問題に強い関心があったこともあり、この会社を選びました。

Q.仕事内容は?
A.海洋プラスチックごみ案件に関わる業務
ミャンマーとカンボジアで海洋プラスチックごみの案件に携わっています。廃棄物管理についての調査では各アクターや省庁の意見をヒアリングします。先輩方の仕事ぶりを見て、直球で聞くのではなく「相手が話しやすい関係性づくり」の大切さを学んでいるところです。

Q.海外出張は?
A.アジア数カ国、南アフリカにも
東南アジアによく行きます。プラスチックリサイクル工場を見学して、日本の知見をどう活用できるかなどを調査します。2022年夏にはラオス、タイ、ベトナム、カンボジアに1週間ずつ滞在し、マイクロプラスチック分析の研修を行いました。水銀の分析研修で南アフリカ出張の予定もあります。

Q.やっておいてよかったことは?
A.大学時代の本やノートは今も役立つ
学部時代の課題は大変でしたが、厳しかったからこそ今でも内容を思い出せます。当時の教科書やノートは全て大切に保管しており、仕事で困ったことがあると、特に廃棄物工学の教科書は今でもよく見返します。コロナ禍で英語力を磨いたのも役立っています。

Q.今後の目標は?
A.フィールドワークの知見を深めたい
現地での調査に生かすために社会調査法の知見を深めたいです。現場でどう話を聞き、それをどう整理するのか、フィールド調査・分析の方法論を知りたいです。人に伝わる文章の書き方やプレゼン資料の作り方をもっと磨いて、業務に役立てたいと思います。

マイクロプラスチック研究の様子

岩本琴音さん(いであ株式会社 海外事業本部 海外事業部 海外技術部 技師)

Career Path

14歳 インド・ニューデリー郊外で中学高校の2年間を過ごす

20歳 「『生命(いのち)を衛(まも)る工学』で地球を救おう。」というスローガンに惹かれ、北海道大学工学部を選択

25歳 入社3年目。調査業務を経て現在は海外の現場を飛び回る

会社情報|いであ株式会社

豊富な経験と高い技術力で地球課題に挑戦

沖縄南西部に位置する石西礁湖でのサンゴ再生事業

いであは、環境のコンサルタント分野で業界トップの国土環境(株)と、建設コンサルタント分野に強い日本建設コンサルタント(株)が合併し2006年に誕生。安全・安心で快適な社会の持続的発展、健全で恵み豊かな環境の保全と継承を支えることを通じて社会への貢献を目指している。環境アセスメントや生物多様性に関わる調査、気象関連の観測、食品の安全性の分析と評価、環境にやさしいまちづくりや災害に強いインフラの計画・設計、河川や海岸の整備・保全など多様な事業を展開している。

海外技術部長の佐々倉さんは「開発途上国の環境問題は海洋プラスチック、化学物質などの越境的汚染や生物多様性など複雑化しており、複合的アプローチが必要。当社が国内外で培ったノウハウや技術で貢献できるのではないか」と語る。政府開発援助(ODA)、国際機関や国内政府機関、民間企業など多様なクライアントの仕事に対応し、最近では民間企業の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)レポートの開示を支援する事業も行う。

Company data

いであ株式会社
設立:1968年
資本金:31億7,323円
従業員:1,065人(2023年4月現在)
本社:東京都世田谷区
海外拠点:R&Dセンター(タイ)、ロンドン事務所(英国)、ボゴール事務所(インドネシア)、関連会社(タイ、中国)
Tel:03-4544-7600(代)
Mail:recruit-quay@ideacon.JP

事業分野:環境保全・創出、環境管理(廃棄物/資源循環、水環境)、防災・減災、気候変動、インフラマネジメント
得意とする国:東南アジア、南アジア、アフリカ、中東・欧州、大洋州/島しょ域

新卒採用:個別説明会・インターン・随時受付中、詳細は会社ホームページをご確認ください
キャリア採用:随時受付中(特に衛生工学分野急募、詳細は会社ホームページをご確認ください。https://www. Ideacon.co.jp/recruit/

『国際協力キャリアガイド2023-24』に掲載

(本内容は、取材当時の情報です)

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