李晨瑋さん|海外で働く建設・技術者インタビュー事例集

海外で働く建設・技術者インタビュー事例集

社員インタビュー

Q.この業界を選んだきっかけは?
A.日本留学きっかけに途上国と接点
外交や国際関係への関心から、高校時代に自国の外務省に入りたいと考えたこともあります。その後日本に留学して交通政策を学びながら、アジアやアフリカの留学生と友人になりました。途上国に行ったことはなかったですが、話をするうちに興味が高まり、途上国での仕事をしたいと思いました。

Q.この会社を選んだ理由は?
A.入社すぐに海外出張や交渉担当
入社早々から海外出張があり、東南・南アジア、太平洋島しょ、バルカン半島、アフリカなど十数カ国に行きましたこれほどさまざまな国に行ける仕事の醍醐味を感じています。現地企業との契約交渉も早々に任され、帰宅時間や作業分担も自分で決めるなど、自主性が尊重されます。

Q.仕事内容は?
A.交通政策の知識生かし計画立案
フィリピン・ダバオの都市計画事業では、専門の交通政策の知識を生かし、鉄道の需要予測をベースに提案。現地政府の案を見直し、助言したことなどにやりがいを感じます。約300人の調査員の指導や、専門以外の上下水道やごみ対策、環境社会配慮などに関わったのも、いい経験です。

Q.仕事のやりがいは?
A.現地人・外国人など多様なチーム
一緒に仕事をするチームには、現地の人や他社の人、外国人など多様な人がいます。文化や習慣が異なり、大変なこともありますが、勉強にもなります。一緒に食事したり、家を訪ねたりして、仲間になることを心掛けています。業務の後も連絡を取り続け、次の仕事にもつなげています。

Q.今後の目標は?
A.国際機関での案件で事業拡大を
現在の案件は国際協力機構(JICA)のものが中心ですが、今後は、欧州の企業と同様に世界銀行やアジア開発銀行などの案件も手掛け、事業の幅を広げ、会社の評価を高めていきたいです。また、現地の状況や課題を研究論文にまとめて発表し、より広く活用されるようにと考えています。

交通管制センター視察

李晨瑋さん(株式会社アルメック 海外事業本部・交通計画部 コンサルタント)

Career Path

22歳 台湾国立大学工学部土木学科卒。大学2年次、東京工業大学に短期留学

26歳 インターンとセミナーで開発コンサルタントの仕事を知る

28歳 博士号取得、入社。交通、インフラ案件を担当。一人前の専門家が目標

会社情報|株式会社アルメック

都市計画・交通計画のプランニングが強み

アルメックは、都市計画や交通計画を基軸に、国内外で環境、経済、社会を捉えたプランニングを展開する。近年は、路線バスの運行改善、地方都市における持続可能なまちづくり、公共投資戦略の改善などにも業務を広げている。日本での駅周辺まちづくりの経験を生かし、世界で都市鉄道整備に合わせた都市と交通の一体開発に取り組んでいる。

フィリピン、ベトナム、モンゴルに事務所を構え東南アジアを中心に全世界でサービスを行う。国際協力機構(JICA)の政府開発援助(ODA)事業を中心にアジア開発銀行や世界銀行などの国際機関、各国政府の事業を手掛ける。近年は民間企業の業務も増えている。社内での知識の体系化に向け自社事例研究、定期的な社内勉強会や学術論文の発表・レビューなども積極的に行う。

海外部門での新卒採用は原則として修士課程または博士課程修了見込みの人、中途採用は運輸・交通計画や都市・地域計画などの経験者が対象。現場主義で経験を積み上げていくことを重視する。

フィリピン国地元住民会議

Company data

株式会社アルメック
設立:1971年
資本金:7,000万円
従業員:80人(2023年5月現在)
本社:東京都新宿区
Tel:03-3353-3200
Mail:hq@almec.co.jp

得意な事業分野:運輸・交通、都市計画・都市開発・地域開発、環境、観光、調査・研究・評価
得意な地域:フィリピン、ベトナム、モンゴル得意な地域:その他アジア諸国、アフリカ、中東諸国

インターン:通年受付
応募資格:新卒採用あり(修士修了以上が原則、ただし学部卒応募可)、中途採用あり(経験者)

『国際協力キャリアガイド2023-24』に掲載

(本内容は、取材当時の情報です)

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