研究活動と国際協力現場をつなぐ
<宮崎大学>


宮崎大学大学院 工学研究科/医学獣医学総合研究科


 宮崎大学は「世界を視野に、地域から始めよう」をスローガンに掲げ、グローバルキャンパスの構築に向けて、さまざまな国際化プログラムを展開している。海外からの留学生が急増するとともに、日本人学生の海外派遣数も飛躍的に伸びており、双方向の留学や学術交流による国際的な学習環境が宮崎大学の大きな魅力のひとつだ。

 医学獣医学総合研究科は2010年4月、日本で初めて設置された医学と獣医学科が連携・融合した研究科で、博士課程は高度臨床医育成、高度獣医師育成、研究者育成の3コースで構成される。特に研究者育成コースは国際的に活躍できる医学・獣医学の基礎研究者育成を目的として、アジアを中心に12ヵ国54人(今年4月現在)の留学生が在籍するなど国際的だ。

 同学では東南アジアの4カ国5カ所にオフィスを設置しており、国際協力に通じる研究活動も多い。例えば、国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力」として、医学獣医学総合研究科と工学研究科がヒ素対策関連研究を行い、ミャンマーの保健・スポーツ省などと安全な水供給モデルの構築に取り組んでいる。学生の中には、文部科学省の留学プログラム「トビタテ! 留学JAPAN」を活用して同国に渡り、現地でこのプロジェクトに参加する人もいる。国際協力と研究活動が実践的に結び付いた環境で、専門性と現場感覚を磨くことができる。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載
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