グローバル化見据え「国際学部」誕生
<大阪産業大学>


大阪産業大学/大学院


 技術立国・日本の「ものづくり」を支える中小企業が多い大阪府東部。その立地を生かし、「ローカル」に軸足を置いたグローバル化への対応を見据えるのが大阪産業大学だ。

 業種や規模を問わず、多くの企業が海外との関係を持つ今、「どんな仕事に就いてもグローバルな視点を持っておく必要がある」と中村康範学長は強調する。大阪産業大学では、地元自治体や企業と連携した研究を積極的に取り入れ、激動する国際社会で必要な「生きる力」を育んでいく。

 2017年春には「国際学部」が誕生した。海外研修や留学プログラムを充実させるだけでなく、キャリアデザインの科目を置き、卒業後の進路もじっくりと考える。全日空(ANA)のグループ会社と教育連携協定を結び、航空業界への就職支援にも力を入れる。

 同学はアジアからの留学生の受け入れに積極的で、現在、全学生約8000人のうち約1割が留学生だ。卒業後、企業や公的機関で日本と母国の橋渡し役を務める留学生も多い。キャンパス全体が多文化の価値観を学ぶ場となっている。

 「プロジェクト共育」も特色あるプログラムだ。学生は6学部の枠を超えてチームを組み、ものづくりや地域貢献に取り組む。ソーラーカーやロボットづくりなど多彩な活動は、すべて学生が中心。留学生の多い大学らしく、国際交流の輪を広げるプロジェクトも活発に動いている。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載
#国際協力分野でキャリアアップする #大阪産業大学/大学院

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