社員インタビュー
大学を卒業して仕事をする中で、顧客の満足をもっと追求したいと考え始めました。目標を立て、工夫しながら仕事ができるようになったのですが、同時に新たな環境に挑戦したい気持ちになったのです。そんな時に青年海外協力隊を知り「海外で自分を試してみたい、貴重な体験ができる」と参加を決めました。任地は西アフリカの小国ベナン。現地の人たちに溶け込み課題を探すつもりが、逆におおらかなアフリカの暮らしのすばらしさを学ぶ結果となりました。
帰国後、途上国の生活環境改善に役立つ仕事がしたいと考え、この会社に就職しました。空間情報は、水や電気など、インフラ整備の基礎となるからです。昨年11月の入社後、希望の海外事業部に配属され、いくつかの案件に関わっています。印象的だったのはジンバブエでの地形図作成指導です。JICAプロジェクトで作成した地形図の範囲を広げるため当社に依頼された事業で、彼ら自身が資金を可能な範囲で拠出してくれました。現地職員の熱意に触れた上、将来の発展に貢献でき、うれしさもひとしおでした。
これからも現場で経験を積み、将来は協力案件を提案できるようなコンサルタントを目指します。
川端俊介さん(アジア航測株式会社 海外事業推進部 営業一課)
■インフラ案件|ジンバブエ測量局地形図作成能力強化プロジェクト(民間ベースのコストシェア技術協力)地形図作成能力強化支援
・ジンバブエとの長年のつながり背景に、地形図作成のスキルアップ支援
・写真から地形図を作り出すソフトの用法を、細部にわたり伝授
・今後の地図作りや、さらなる技術協力につながる第一歩
ベナンでの任地は小さな田舎町。人がかろうじてすれ違える狭い道の両脇に、背丈以上の草が生い茂っている場所もありました。そんな道で羊の群れとすれ違うと、羊が片側に寄って通してくれるんですよ。
Career Path
・大学を卒業し、就職
顧客満足を考える
★ターニングポイント
・協力隊でベナンへ。小さな町の問題解決担当。
初めての海外滞在から仕事で途上国への熱意に
・アジア航測に入社
ビジネス通じ途上国と関わる
会社情報|アジア航測株式会社
空間情報収集から課題解決まで一貫したコンサルティング体制
アジア航測は、衛星から地上まで、最先端の計測量技術を生かした空間情報を元に地形図を作成し、防災、環境、社会基盤整備など幅広い分野のコンサルティングを手掛ける。新興国・開発途上国ではインフラ整備の基礎となる地図データの需要が拡大しており、同社はこの分野で継続的にプロジェクトを受注。災害対策や社会インフラの劣化対策など、課題解決に向けたコンサルティングまで一貫して手掛けられるのが強みだ。
求める人物像|技術革新を通じて未来を豊かにできる人を
私たちの使命は、絶え間ない技術革新を通じて人々の暮らしの豊かさを追求し、安全・安心の持続的発展に寄与していくことです。技術者として高い倫理観と強い責任感を持ち、グローバルな視点での環境保全、国土保全への貢献を目指して顧客の要望に迅速に対応する意欲のある仲間を求めています。
社長からの一言
わが社の“ビジョン”|新たな空間ビジネスの可能性に挑戦
新時代の社会基盤整備を踏まえ、技術革新を通じて人々の暮らしを支えるのが、私たちの目標です。「新たな空間情報ビジネスの可能性に挑戦し、成長し続けるグローバル企業」を目指します。
国際協力業界を“目指す人へ”|チャレンジ精神を持ち若いうちに海外を目指して
チャレンジ精神を持ち、思い切って海外に挑戦してください。若い時は行動しやすく、吸収力も高い状態です。技術的経験を重ねるだけではなく、自分自身を成長させるチャンスでもあります。
Company data
・アジア航測株式会社
・設立:1954年
・資本金:1,673,778,000円
・従業員:1,203人
・本社:神奈川県川崎市
・海外拠点:ミャンマー
・事業分野:民間セクター、都市開発、防災、ICT、インフラ、資源・エネルギー、水と衛生、環境・気候変動、貧困削減、平和構築、農業・農村開発
・住所:〒215-0005 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-2 新百合トウェンティワン3階
・Tel:044-969-7230
・Mail:info@ajiko.co.jp
Recruitment
募集職種:営業部門、技術部門、管理部門
募集人数:随時募集
『国際協力キャリアガイド2018-19』に掲載
(本内容は、取材当時の情報です)