羅針盤 インフラ輸出戦略の陥穽 総合コンサルタントの欠落|羅針盤 主幹 荒木光弥 世界の資金移動の激変 資本主義は極致に達しているという。 世界の資金移動を見ても、民間資金が膨張し続けている。たとえば、開発途上国への資金の流れを見ても、今や公的資金は10%程度で、民間資金が大宗を占めている。 日本の場合、公的資金(ODA... 2016.02.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 躍進するわが「内なるASEAN」 日本人のアジア観が問われている|羅針盤 主幹 荒木光弥 運命共同体という意識 謹賀新年 今年は本誌が創刊されて足掛け50年目である。昨年は日本にとって戦後70周年、そして政府開発援助(ODA)開始60周年であった。 本誌は、この半世紀の間に米国とソ連の「東西冷戦」、その冷戦の中で生まれた旧植民地... 2016.01.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 中国に翻弄された2015年 圧巻はアジアインフラ投資銀行|羅針盤 主幹 荒木光弥 南北の潮目が変わった 早くも年末。この1年を振り返ってみると、読者が内容を深く読み取るような、“眼光紙背に徹する記事”を書いてきたかどうか、いささか不安である。 今回は羅針盤の1年間を総括しながら、どういう年であったかを探ってみたい。 今年... 2015.12.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 インドネシア高速鉄道入札で中国戦略に負けた日本|羅針盤 主幹 荒木光弥 国家負債なしの鉄道建設 インドネシアの首都ジャカルタとスラバヤ(140キロ)を結ぶ「高速鉄道」(新幹線)の大型受注合戦で、日本は中国の戦略的な提案に負けた。日本の対インドネシア援助の歴史を考えると、その衝撃は極めて大きい。 インドネシア側も... 2015.11.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 ODA60年をどう見るか 安定しない政策的使い道 葛藤する「国益」と「国際貢献」|羅針盤 主幹 荒木光弥 日本にとって今年は戦後70周年。うち政府開発援助(ODA)は60周年。国際開発ジャーナルは来年11月で創刊50年。本誌はわが国ODAの栄枯盛衰を見てきたことになる。 さて、ここに掲載しているグラフは、ODAの一般会計予算をベースに60年の軌... 2015.10.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 「成果重視」の契約方式へ 開発コンサルタントの育成を|羅針盤 主幹 荒木光弥 スピードとタイミング もう20年前になるだろうか。ワシントンの米国国際開発庁(USAID)の紹介で、10社近い援助関係の開発系コンサルタント会社のトップとインタビューした。その時、包括的で長期的なコンサルティング契約方式のIQC(Indef... 2015.09.01 羅針盤荒木光弥