海外と直結した現場主義の人材育成
<高知大学>


高知大学大学院 総合人間自然科学研究科農学専攻(修士課程)


 高知大学は「地域資源を活用した国際協力にチャレンジする」ことを国際戦略の柱に据え、国際協力機構(JICA)の国際研修を4件、草の根技術協力を1件実施するなど、地方にあって国際協力が盛んな大学だ。

 大学院の総合人間自然科学研究科農学専攻は、地元高知の課題に基づいた研究・教育を行うとともに、アジアをはじめとした国際的なフィールド研究を進めている。「文理統合」の理念に基づいた学際的な教育研究も特徴だ。

 学生は、農学分野の専門科目を学ぶ「主専攻履修」に加えて、領域横断的な「準専攻履修」「副専攻プログラム」を選択できる。例えば、準専攻には植物の生育環境から高度利用、高付加価値化まで一貫した能力の取得を目指す「植物医学準専攻」、副専攻プログラムには海洋を中心に文理横断型の問題に対応する「環境科学副専攻プログラム」などがある。この他、高知の環境・資源や多様な問題を扱う準専攻・副専攻プログラムがあり、学生の目的に応じた「オーダーメイド副専攻プログラム」も用意する。

 農学専攻には東南アジアを研究対象とする教員がいるため、実地研究の経験を積める。大学院生には青年海外協力隊経験者や留学生も多い。インドネシアの大学とのジョイント・プログラムによる留学などもある。実務経験を持つ社会人を対象にした社会人特別選抜と長期履修制度では、協力隊の経験者も歓迎する。

『国際協力キャリアガイド2017-18』掲載

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