admin

羅針盤

還暦を迎えたODA 「財力」援助より「知力」援助を|羅針盤 主幹 荒木光弥

新しい援助秩序を求める新興国 60周年を迎えた日本の政府開発援助(ODA)。まさに「ODAの還暦」である。 還暦は多くのサラリーマンにとって、定年退職という人生の大きな節目を意味する。気力ある人たちは、残りの人生に向かって、第2の設計を模索...
羅針盤

日本の援助史に見る「国益」と「国際益」の変転|羅針盤 主幹 荒木光弥

悲願の国益第一号 今年は日本が1954年にコロンボプランという国際援助組織に加盟してから60周年に当たる。これをもって日本の政府開発援助(ODA)の嚆矢としている。 コロンボプランは、1950年に当時のセイロン(現スリランカ)の首都コロンボ...
羅針盤

「開発協力大綱」の新時代 求められる戦略性と官民連携|羅針盤 主幹 荒木光弥

新しい援助思想 6月26日、10年ぶりに改定される3回目の「ODA大綱」(新しくは「開発協力大綱」)が「ODA大綱見直しに関する有識者懇談会」座長の薬師寺泰蔵氏(慶應義塾大学名誉教授)から、岸田外務大臣へ手渡された。 筆者は、今回で二度目の...
羅針盤

官民連携時代の開発コンサルタント 気になる実業界とのパイプ欠落|羅針盤 主幹 荒木光弥

懸念される絵に描いたモチ 開発コンサルタントが開発途上国援助で大きな役割を担ってきたことは周知のことである。 その開発コンサルティング企業が結成した「海外コンサルティング企業協会」(ECFA)が、創設50周年を迎えて、その記念として、去る5...
羅針盤

官民連携協力の正念場 『グローバル・フード・バリューチェーン戦略』|羅針盤 主幹 荒木光弥

途上国の食料安保への寄与 農林水産省は去る4月25日、官民連携による壮大な構想「グローバル・フード・バリューチェーン戦略」に関する初会合を開いた。 最初に「バリューチェーン」という考え方に触れてみたい。これは米国の経営学者マイケル・ポーター...
羅針盤

改定始まる「ODA大綱」 新ネーミングと役割の拡大|羅針盤 主幹 荒木光弥

大綱の嚆矢 「ODA大綱」の見直しが3月31日から始まった。 今回は3回目の改定である。 初回は1992年、そして2回目が2003年であった。ちなみに、筆者は2回目の改定作業にも参加している。 それでは、最初に大綱の歴史的背景を描いてみよう...
PAGE TOP