羅針盤

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アフリカ現地報告 大陸を闊歩する中国|羅針盤 主幹 荒木光弥

戦略的「箱物」援助 セネガルの首都ダカールの中心部で、周辺の環境から浮き上がったような新築の豪華な大劇場が目に飛び込む。ガイドは「中国からセネガルへのプレゼントです」と言う。そして、「2年前ですか、柿落としで京劇が披露されて以来、これといっ...
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「アジアの経験をアフリカへ」の疑問 アフリカにはアフリカの新しい道がある|羅針盤 主幹 荒木光弥

アフリカとアジアを比べたら 初めてのアフリカは遠く広かった。西アフリカのセネガルの首都ダカールには東京―パリ経由で入る。次いで、ケニアの首都ナイロビにはダカールからニジェール経由で入る。その所要時間は9時間30分である。アフリカ大陸でも北部...
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ミャンマー支援本格化 全額債務帳消しの政治決定を|羅針盤 主幹 荒木光弥

債務帳消しの矛盾 ミャンマーへの政府開発援助(ODA)がいよいよ本格化してきた。 野田首相は4月21日のミャンマーのテイン・セイン大統領の訪日をとらえて、25年ぶりに円借款の再開を決めた。最大の問題である巨額債務の問題もこの機会に解決へのメ...
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緒方・JICA前理事長の足跡を追って 「人間の安全保障」と「国家の安全保障」|羅針盤 主幹 荒木光弥

原体験は難民救済と保護 JICA(国際協力機構)のトップがこの月をもって緒方貞子氏から東大副学長の田中明彦氏へ8年半ぶりに交代した。まずは、緒方貞子氏に心からご苦労さまでした、と申し上げたい。 キャリアからいうと、一見して国際公務員(UNH...
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参議院ODA特別委員会での論点 国家政策としてのODAの復権を|羅針盤 主幹 荒木光弥

ODAは手段、目的でない 参議院ODA特別委員会が2月24日、「ODAに対する国民の理解、参加等」というテーマで開かれた。筆者も、国際的なNPOオックスファム・ジャパンの山田太雲氏と一緒に参考人として出席し、国会議員の質疑を受けた。 質疑の...
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日本のミャンマー外交の売り物は 少数民族地域での麻薬撲滅協力|羅針盤 主幹 荒木光弥

最大の願いは民族統一 民主化に向かうミャンマー開国の波紋が広がっている。 これまで厳しく対処してきた欧米、日本などは一転してミャンマー詣でが忙しくなるばかり。その一方で、鎖国状態の間にミャンマーの豊富な地下資源や経済権益を占有しようと蠢いて...
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