荒木光弥

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注視される中国の援助省構想 「一帯一路」戦略の一環か|羅針盤 主幹 荒木光弥

モデルは英国か 中国の国務院(政府)が、3月の全国人民代表大会(全人代)中に援助省あるいは援助庁に相当する「国家国際発展合作署」の創設を提案したという情報が飛び込んできた。 国務委員の一人、王勇氏によると、対外援助が中国外交で果たした役割は...
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中国に翻弄される太平洋島嶼国 戦略的要衝―パラオの危機|羅針盤 主幹 荒木光弥

戦略的要衝 日本は現在、明治150年を迎えている。さて、周知の「天気晴朗なれど波高し」とはロシアのバルチック艦隊との日本海海戦で東郷元帥が発した第一声である。ところが、現在ではロシアに代わって中国が台頭し、東シナ海から太平洋へ戦略的な膨張政...
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前代未聞のJICA資金ショート事件 ODAを支える者たちを泣かしてはならない|羅針盤 主幹 荒木光弥

実態は不明 国際協力機構(JICA)に前代未聞の資金ショートが昨年9月頃から発生し、その事実が10月、11月、12月で顕在化して、週刊誌『サンデー毎日』が12月17日号で「国際協力機構“資金不足”に?―“受注60億円減る”業界団体悲鳴」と初...
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「今のODAはもう古い」 新しい市民感覚による再構築を|羅針盤 主幹 荒木光弥

日本発信の国際協力 新年おめでとうございます。 昨年は本誌創刊50周年を記念して、「変わりゆく世界とこれからの国際協力」というテーマで小論文コンテストを催した。応募してきた論文には、変わらなければならない国際協力への市民感覚が詰め込まれてい...
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世界経済をリードする国は米国か中国か 世界はどう見ているか|羅針盤 主幹 荒木光弥

中国の経済大国観 中国の習近平国家主席(総書記)は、10月18日に開幕した中国共産党大会で「総合的な国力と国際影響力で世界をリードする国家になる」という方針を打ち上げた。 たとえば、米中の国内総生産(GDP)を世銀の2016年ベースで見ると...
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ODAの回帰現象 定まらぬ旅路|羅針盤 主幹 荒木光弥

日本のタイド援助への批判 本号は通巻732号で創刊50周年目の「羅針盤」である。このコラムは、「南と北」、「From the Editor」、「森羅万象」と名称を変えながら50年近く続いている。その字数を概算すると1,000万字以上に及んで...
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