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外務省、JICAのODA事業仕分けで終わってはならない! 財務省の国際金融のマルチが残っている|顧問ブログ(荒木)

聖域ではないODA 民主党政権は、ODA関係の事業仕分けに際して「ODAも聖域ではない」と言って切り込んできた。ところが、減少一方のODAは財政的にはすでに聖域ではなくなっているんです。たしかに1970年代から90年代までの聖域時代は、国内予算の伸び率に関係なく、特別扱いでODA予算は増えました。だから、予算を要求する国内各省から見ると、一種の聖域に映ったわけです。
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ストック型援助とフロー型援助|顧問ブログ(荒木)

フロー型援助の問題点 現在の日本の政府開発援助(ODA)の一般会計予算規模(政府原案)は約6,200億円で、24年前の水準に戻っています。単純に考えれば、日本の国力が24年前の水準に戻ったような感じを受けますね。果たしてこの水準でよいのか。国益としての政府開発援助を考えた場合、海外のあちこちで、国益確保で支障が発生するように思うんです。
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インドで経営の大義を教える日本人|顧問ブログ(荒木)

「この国のかたち」の日本人  司馬遼太郎という歴史作家は、日本という国の形を求めて多くの著書を出版していますね。そのなかに「この国のかたち」という単行本がありますが、奇しくもインドで日本の技術協力の一環として、もう3年も運営されている「経営塾」塾長の司馬正次先生は、まさに「この国のかたち」を絵に描いたような人物なのです。
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アフガン支援の覚悟とは|顧問ブログ(荒木)

援助目的は何か 3月1日、BSフジの番組・プライムニュースで国際協力問題が取り上げられ、私と大島賢三さん(JICA副理事長)が出演しました。本番ではほとんど即答方式で、用意した台本などは役に立たない始末。意外と本音が出てしまう。
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ベトナムでのCSR事業 日系企業の学校建設|顧問ブログ(荒木)

1月下旬、ベトナムの首都ハノイを訪問。日本のベトナム商工会の幹部に会いました。ベトナムキャノンは1万8,000人を雇用する大手企業です。雇用を通しての「貧困削減」効果は大きいですね。しかも、目に見える効果ですから日本への感触も良くなり、日本の影響力も大きくなりますね。なかには「安い労働を使って儲かっている」と皮肉る向きもいますが、一般の人びとは生活がかかっていますから懸命です。
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ASEAN中進国で進化する「日本の知」 日本と連携する国際協力を|顧問ブログ(荒木)

昨年11月から正月返上でASEAN中進国といわれるシンガポール、マレーシア、タイを2週間ぐらいの日程で訪ね、30~50年ほど前に日本が協力(政府開発援助)したプロジェクト、プログラムを追跡しながら、そこに今も「日本の知」、「日本の情(文化)」がどのくらい残存しているのかを調べる仕事(JICA調査)をしました。
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