羅針盤

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「歌を忘れたカナリヤ」か JICAは本命の人づくりを忘れていませんか|羅針盤 主幹 荒木光弥

インフラとマンパワー 国際協力機構(JICA)の円借款部門は、政府のインフラ輸出戦略に応じようと、その有望案件探しに四苦八苦の有り様だ。 そのために、にわか仕込みの案件調査を懸命に続けているようだが、有望な案件はそう短兵急には発掘されるもの...
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米国のトランプ現象は対岸の火事でない グローバル化政策への警鐘か|羅針盤 主幹 荒木光弥

先進国の貧富の格差 謹賀新年。 今年は米国のトランプ現象を引きずりながらの年明けになった。日本にとってもかなり厳しい新年になりそうだ。それは日本が戦後、自由貿易を国是としてきた“グローバル化政策”に警鐘が鳴らされているからである。 トランプ...
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新時代のASEAN 追いつけない日米の対応力|羅針盤 主幹 荒木光弥

巨大市場の中国 今年は日本とシンガポールが外交関係を樹立してから50周年目に当たる。だが、何か淋しい。それは、シンガポール建国の父・リー・クアンユー初代首相の姿を見られないからであろう。この都市国家づくりの天才は昨年3月23日、91歳で天寿...
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TICAD Ⅵの“数字の威力 ”中国との差別化で問われる日本の信用|羅針盤 主幹 荒木光弥

短期決戦型の援助 矢はアフリカに放たれた。決して軽くない矢である。 去る8月29日、ケニアの首都ナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD Ⅵ)での安倍晋三首相の演説は圧巻であった。それは、まさに数字の威力である。別の見方では、...
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マスタープランづくり協力がインフラ輸出戦略に有効か|羅針盤 主幹 荒木光弥

JICAの歪な予算構成 インフラ輸出戦略は日本の経済成長を支えるものとして、政府の大きな政策課題になっている。ところが、主な輸出対象国が開発途上国であることから、政府開発援助(ODA)部門への期待度が一段と高まる。 首脳外交によるインドの鉄...
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ODAで働く人たちの安全対策を テロ情報収集力、分析力、伝達力の強化|羅針盤 主幹 荒木光弥

過去の教訓 2016年7月1日(金)の夕刻、バングラデシュで日本の政府開発援助(ODA)史上で取り返しのつかない大惨事が起こった。日本のODA事業を知的に支える開発コンサルタント7人が突如として猖獗(しょうけつ:悪いことがはびこる)を極める...
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